平屋に強い住宅会社の選び方|後悔しない平屋の間取り・費用・依頼先
「平屋を建てたいけど、どの会社に頼めばいいんだろう?」「本当に2階建てより高いの?」——最近、家づくりの相談でこうした声が増えています。それもそのはず。国土交通省の建築着工統計をもとにした集計では、専用住宅に占める平屋の割合は10年(2013→2023年度)で7.4%から15.4%へと倍増し、着工数でも同期間で+56.1%(37,248戸→58,154戸)と伸びています(出典:DIAMOND不動産研究所(国交省・建築着工統計の二次要約)/国土交通省 建築着工統計調査報告 令和6年計)。専用住宅全体が減っているなかで、平屋だけが伸びている、というのが今の状況です。
この記事では、平屋の相場・会社の選び方・全国の主要な平屋商品・後悔しないポイントを、公開情報にもとづいて整理します。「平屋に強い会社の見分け方」は、当サイトの評価基準ともつながる形で解説します。
この記事に出てくる専門用語
- UA値:室内の熱が外へ逃げやすいかを示す数値。小さいほど逃げにくい
- C値:家の隙間の少なさを示す数値。小さいほど隙間が少ない
- ZEH:光熱費を抑えやすい省エネ住宅の基準
- 耐震等級3:建築基準法の1.5倍の強さ
- 制震:揺れそのものを吸収して建物の損傷を抑える仕組み
- 許容応力度計算:地震や風に耐えられるかを部材ごとに詳しく計算する方法
- 開口部:窓やドア
- 坪単価:1坪あたりの建築費(1坪は約3.3㎡)
- 付帯工事費:地盤改良や給排水など、建物本体以外の工事費
- 外構:駐車場・門・塀・庭など建物の外側
- 延床面積:各階の床面積を合計した広さ
- 規格プラン・規格住宅:用意された間取りや仕様から選ぶプラン
- 気密測定:家の隙間の少なさ(C値)を実際に測ること
平屋がいま増えている理由
結論から言うと、シニア世帯だけでなく、子育て世帯・共働き世帯にも支持が広がっているのが最近の特徴です。
平屋というと「セカンドライフの選択肢」というイメージがありましたが、住友林業では契約者全体の約4割が平屋を選んでいます(2023年1〜6月の平屋比率は42%。2018年の27%から5年連続で増加・住友林業プレスリリース)。同社は平屋専用商品「GRAND LIFE」も展開しており、子育て世帯を含む幅広い層に選ばれているということです。
背景にある3つの流れ:
- 土地の広い郊外エリアでの新築増:東京・大阪・名古屋の中心部を離れれば、平屋を建てられる敷地は珍しくない。当サイトの県別記事でも、群馬・栃木・茨城・三河・南大阪・埼玉・多摩・湘南などが「土地に余裕があり平屋が論点」と紹介されるエリアです
- 共働き+子育てへの動線メリット:ワンフロアで完結する家事動線・洗濯動線は、時間の限られた共働き世帯にとって現実的な価値があります
- 地震・水害への意識の高まり:平屋は建物の高さが低く地震時の水平力の影響を受けにくいうえ、シンプルな形状にしやすいため、耐震等級3を取得しやすい(SUUMOなど住宅情報サイトの解説)
この記事では「シニア夫婦」「子育て世帯」の両方を想定した、標準的な延床20〜40坪/2〜4LDKの平屋を扱います(1LDKのコンパクト平屋やセカンドライフ用の別荘型平屋は別のスコープです)。
平屋のメリット・デメリット(正直に)
まず両面をフラットに整理しておきます。「なんとなく平屋がいい気がする」で始めると、後悔するポイントを見落としがちです。
メリット
- 段差ゼロのバリアフリー:階段事故がなく、車いす移動もスムーズ。高齢期にも住み続けられる(SUUMOなど住宅情報サイトの解説)
- 耐震性能が有利:建物の高さが低く、地震時の水平力の影響を受けにくい。シンプルな形状も取りやすく、耐震等級3を取得しやすい(出典:トヨタホーム)
- 生活動線が短い:家事・家族動線がワンフロアで完結(出典:住友林業 GRAND LIFE)
- メンテナンス費用が抑えやすい:足場を組む面積が少なく、屋根の点検も1階の高さから可能(出典:イエタテ)
- 大空間・大開口の自由度:2階の荷重がかからないため、柱の少ない大空間や大きな開口が取りやすい
- 家族の気配が伝わりやすい:同じフロアで暮らすことで、コミュニケーションが自然に生まれる
- 太陽光パネルを搭載しやすい:同じ延床の2階建てより屋根面積が広く、太陽光パネルを多く載せやすい(出典:セキスイハイム公式コラム)

デメリット
- 坪単価が1〜2割高め:基礎・屋根の面積が2階建ての2倍必要(詳細は次章)
- 広い土地が必要:同じ延床面積でも建築面積が2倍。都市部の狭小地では現実的でないケースも
- 防犯面の配慮が必要:開口部がすべて1階=侵入されやすい動線に見えやすい(出典:東宝ホーム)
- 採光の工夫が必要:中央の部屋に光が届きにくい。隣家が2階建てだと日当たり・通風が阻害される(出典:SUVACO)
- 水害リスクへの備え:2階への垂直避難ができないため、ハザードマップの事前確認が必須
デメリットの主要な対策
デメリットの多くは「設計の工夫」で回避可能です。
| デメリット | 主な対策 |
|---|---|
| 採光 | 中庭(コの字型/ロの字型)・天窓・勾配天井+高窓 |
| 防犯 | 侵入経路が死角にならない配置・防犯合わせガラス・センサーライト |
| プライバシー | 中庭・スキップフロア・建物形状で視線を制御(湘南のBinO加盟店の「COVACO」など) |
| 水害 | ハザードマップで浸水想定を確認・敷地の嵩上げ・非常時の水平避難ルートの設計 |
「平屋は防犯が弱い」という通説は設計次第で解消できるという指摘が実務側からもあります(出典:三都の森 平屋の防犯対策)。
平屋の費用感——なぜ2階建てより高いのか
結論:同じ延床で比較すると、平屋のほうがおおむね1〜2割高くなります。
平屋の坪単価と総額の目安
まず、注文住宅全体の公的な水準を押さえておきます。国土交通省の建築着工統計から当サイトが算出すると、2025年度に全国で着工した持家(注文住宅)の木造は約87.4万円/坪(169,256戸・平均床面積110.9㎡=約33.5坪)でした。
ただし、この統計は平屋と2階建てを分けていません。平屋だけの坪単価を示した公的な一次データは存在しません。 以下は住宅情報サイトの掲載値にもとづく目安です(SUUMO・HOME4Uなど)。
| 延床 | 坪単価目安 | 建物本体の目安 |
|---|---|---|
| 20坪(約66㎡・2〜3LDK) | 80万円/坪前後 | 約1,600万円 |
| 25坪(約82.5㎡・3LDK) | 75万円/坪前後 | 約1,875万円 |
| 30坪(約99㎡・4LDK) | 70万円/坪前後 | 約2,000〜2,400万円 |
| 40坪(約132㎡・4〜5LDK) | 65〜75万円/坪 | 約2,600〜3,000万円 |
上の表と、先ほどの公的な値(87.4万円/坪)を直接くらべないでください。 公的な値は建築確認の際に届け出る「工事費予定額」を床面積で割ったもので、媒体が示す「本体価格」と含む範囲が同じとは限りません。表のほうが低く見えるのは前提の違いによるもので、平屋が2階建てより安いという意味ではありません。公的な値の算出式とただし書きは注文住宅の費用相場にまとめています。
総額(付帯工事・諸費用込み・土地別)は、30坪クラスで約2,500〜3,000万円が目安です。ハイグレード(大手ハウスメーカーの上位商品、断熱等級7・全館空調など)だと坪100万円を超え、30坪本体で3,000万円以上になることもあります(出典:セキスイハイム公式コラム)。
なぜ2階建てより高くなるのか
理由は構造的に明確です。同じ延床30坪で比較したとき、平屋は30坪×1階建て、2階建ては15坪×2階建てとなります。この場合、平屋は基礎と屋根の面積が2階建ての2倍必要になります。
住宅工事の中で、基礎工事と屋根工事は特に単価が高い部分。この2箇所が2倍必要になれば、坪単価に反映されるのは避けられません。SUUMOも「基礎と屋根の面積が2階建てより広くなり、この2箇所は特に工事費用がかかる部分。トータルで1〜2割増しの金額になる」と説明しています(SUUMOの解説。公的な一次データではありません)。
ただし裏返せば、平屋には階段や階段ホールなど「非居住スペース」がないぶん、同じ延床でも「実際に使える居室面積」は平屋のほうが広くなります。単純な坪単価だけで比較せず、「使える面積あたりのコスト」で見る視点が大切です。
平屋に強い会社の見分け方——確認すべき3つのポイント
結論:平屋を建てるときは「断熱・気密」「耐震」「バリアフリー対応」の3つを、公式サイトで具体的に公表しているかを確認するのが近道です。
当サイトでは住宅会社を8項目のチェックリストで採点していますが、平屋を建てるときは特に重みが増す項目が3つあります。
① 断熱・気密——広い1階の光熱費に直結する
平屋は1階の床面積が広く、屋根裏面積も広いため、屋根断熱・天井断熱・床下断熱の性能が全館の光熱費に直結します。夏の屋根熱・冬の床下冷え込みへの対策が、2階建て以上に重要です。
確認すべき情報:
- 断熱等級またはUA値の具体的数値
- 断熱等級6以上またはZEH水準を「標準仕様」と明記しているか
- C値の実測値と全棟気密測定の有無
② 耐震——大空間の裏付けを確認する
平屋は建物の高さが低く耐震的には有利ですが、大開口・柱の少ない大空間を採る場合は構造計算による裏付けが必須です。
確認すべき情報:
- 耐震等級を公表しているか、標準で耐震等級3か
- 許容応力度計算など構造計算の実施を明記しているか
- 制震・免震装置の有無
2025年4月の建築基準法改正で、延床200㎡(約60坪)を超える木造平屋は審査省略の対象外となり、構造関係規定などの図書の提出と審査が必要になりました(詳細はこの記事の後半で解説します)。大型平屋を検討する場合は、この項目の重要性がさらに増します。
③ 素材・設備(バリアフリー対応)——長く住むための実装
平屋はシニア世帯・二世帯・長期居住を志向する層に選ばれやすく、段差・手すり・引戸などバリアフリー対応の標準化が価値になります。
確認すべき情報:
- 段差解消・引戸・手すり下地・広めの廊下(車いす対応)を標準対応しているか
- オプション扱いになっている場合、標準化するとどれくらいコストが増えるか
この3項目の情報が公式サイトに具体的に載っている会社ほど、情報公開への姿勢がある会社と判断できます。逆に「平屋の相談も可能です」程度の記述しかない会社は、平屋を主力にしていない可能性が高いです。
気になる平屋商品の資料を、無料で取り寄せる
平屋対応の会社は、資料に「平屋商品」ページが必ずあります。まずは2〜3社にしぼって取り寄せてみましょう。
- 都道府県別のおすすめ会社を探す → (お住まいの都道府県から候補を絞れます)
- 各社の紹介欄にある「公式サイト」から、カタログ請求や来場予約ができます
※この箇所には広告を掲載していません。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加していますが、掲載順位・評価は広告の有無や報酬に左右しません。
全国の大手ハウスメーカーで平屋商品を持つ会社
主要な大手10社の平屋商品を、公式サイトの情報を中心にまとめます。坪単価は公式サイトで公表されていないケースが多いため、参考数値は媒体記載を出典として明示します。
| 会社 | 平屋商品名 | 特徴 |
|---|---|---|
| 一条工務店 | i-smart/グラン・スマート(平屋対応) | 耐震等級3は全棟標準。i-smart/グラン・スマートは断熱等級7が標準仕様(建築地・プランにより等級7を満たせない場合あり・公式) |
| 住友林業 | GRAND LIFE(平屋専用商品) | BF構法で最大7.1m大開口。契約者全体の約4割が平屋(2023年上半期・公式) |
| 積水ハウス | 鉄骨系平屋(ダイナミックフレーム構法)/シャーウッドの平屋(木造) | 鉄骨系平屋はダイナミックフレーム構法で30帖超の柱なし大空間が可能。木造は「シャーウッド構法」の平屋ラインで、自然の質感を活かした住まいを掲げています(公式 平屋LP/シャーウッドの平屋) |
| 大和ハウス | xevoΣ平屋暮らし/xevoGranWood平屋暮らし | 鉄骨・木造の2ライン。天井高2m72cmの大空間(公式) |
| パナソニックホームズ | カサート/カサート1.5階モデル | 「平屋+α」の間取りを提案する1.5階建(建築基準法上は2階建て扱い)。狭小地で平屋を諦めない選択肢に(公式) |
| ヘーベルハウス | (既存商品での平屋対応) | 独自シミュレーション「ARIOS」で陽当たり・風通しを設計(公式) |
| タマホーム | 大安心の家(平屋)/GALLERIART | GALLERIARTはビルトインガレージ標準の平屋。ローコスト帯(公式) |
| アイフルホーム | FAVOシリーズの平屋タイプ | LIXILグループのFCハウスメーカー。子育て世帯向け「FAVO」の平屋バリエーションとして、自然の光と風を感じられる平屋を提案(公式) |
| スウェーデンハウス | Björk/レットナード | 北欧輸入の高気密高断熱。レットナードは屋根付きアウトドアリビング「ルフトデッキ」+天井高2.7m(公式) |
| ミサワホーム | CENTURY Stylepro HIRAYA | 1.5階(勾配天井)2層スタイル。120mm厚木質パネルの「センチュリーモノコック」(公式) |
| セキスイハイム | 平屋専用ラインナップ(「大人を愉しむ平屋」「成長を育む平屋」「1.5階建ての平屋」など) | ユニット工法。専用ページでコンセプト別に平屋を提案(公式) |
| アキュラホーム | 平屋の暮らし(超空間の家) | 大空間の平屋を「ふたり暮らし」「二世帯」「趣味」「和風」など5タイプで提案(公式) |
選び方のヒント:
- 性能重視なら:一条工務店・スウェーデンハウス・ミサワホーム
- 木の家・大空間なら:住友林業 GRAND LIFE・積水ハウス シャーウッドの平屋・大和ハウス xevoGranWood平屋暮らし
- 1.5階建て(狭小地でも平屋気分)なら:パナソニックホームズ カサート1.5階モデル・ミサワホーム CENTURY Stylepro HIRAYA
- ローコスト重視なら:タマホーム 大安心の家・アイフルホーム FAVOシリーズの平屋・アキュラホーム
- ガレージ付き平屋なら:タマホーム GALLERIART
地元の「平屋専門店・平屋商品を持つ地場ビルダー」
大手ハウスメーカーだけでなく、平屋を主力にしている地場のビルダーにも実力派が揃っています。当サイトの県別記事から抽出したものを紹介します。
平屋専門店・平屋を強く打ち出している地場
| 会社 | 本社 | 特徴 |
|---|---|---|
| かみくぼ住宅(平屋プラス) | 徳島県 | 平屋専門ブランド「平屋プラス」を保有。累計400棟超(詳しくは徳島県の記事) |
| 感動(カンドー) | 鹿児島県 | 鹿児島市・姶良市で平屋・自然素材が主力。Google口コミ★4.8×122件(詳しくは鹿児島県の記事) |
| ファーストホーム | 山口県(防府市) | 施工の約半分が平屋。坪45万円台からのローコスト(詳しくは山口県の記事) |
| Simple Inc. | 徳島県 | 平屋や中庭を軸とする「窓を隠す」設計。密集地でも明るく暮らす発想(詳しくは徳島県の記事) |
| 渋谷建設 | 東京都(町田市) | 年4棟限定の少数精鋭で平屋・ZEHに強い(詳しくは多摩エリアの記事) |
平屋商品ラインを持つ地場・準大手
| 会社 | 本社 | 平屋商品名 |
|---|---|---|
| 泉北ホーム | 大阪府 | 「HIRAYA」(詳しくは堺・南大阪の記事) |
| サンクスホーム | 三重県 | ゼロLDKの平屋「LIMINI」(詳しくは三重県の記事) |
| 西川リビング(BinO湘南) | 神奈川県 | 全国デザインブランドBinOの平屋「COVACO」(詳しくは湘南エリアの記事) |
| ネクストハウス | 東京都 | 平屋系ZEH基準「アクティブフラット」(詳しくは多摩エリアの記事) |
| HOLOS HOME | 愛知県(安城市) | 「平屋で叶える自由」を掲げ強化中(詳しくは三河エリアの記事) |
| アサヒグローバルホーム | 三重県 | 規格「緑と暮らす平屋」(詳しくは三重県の記事) |
| キマタ | 岐阜県 | 定額制「いろは.いえ」に平屋21坪1,680万円〜プラン(詳しくは岐阜県の記事) |
「近くで良い会社を探したい」場合は、都道府県別のおすすめ会社から検索地の県ページを開いて、記事内で「平屋」に言及されている会社を優先候補にしてください。
2025年4月 建築基準法改正の平屋への影響
結論:30〜40坪の一般的な平屋には直接の追加負担はほぼありません。ただし60坪超の大型平屋を検討する場合は、構造計算義務化の影響を確認する必要があります。
改正の要点
2025年4月1日から、いわゆる「4号特例」が縮小されました(出典:国土交通省 建築確認・検査の対象となる建築物の規模等の見直し/ビューロベリタスジャパン)。木造平屋(一戸建て住宅)にとっての実務的な区分は次のとおりです。
| 平屋の延床面積 | 改正後の分類 | 建築確認審査の内容 |
|---|---|---|
| 200㎡(約60坪)以下 | 新3号建築物 | 従来の4号特例と同様に一部の審査を簡略化 |
| 200㎡(約60坪)超 | 新2号建築物 | 審査省略の対象外(構造関係・省エネ関係の図書の提出と審査が必要)※延床300㎡(約90坪)超は構造計算も義務 |
さらに、構造計算(許容応力度計算)が義務化される規模は「延床500㎡超」から「延床300㎡(約90坪)超」に引き下げられました(出典:eTREE)。200㎡超300㎡以下の平屋は、仕様規定(壁量計算など)でも設計できますが、その図書が審査対象になります。
実務的にどう影響するか
- 20〜40坪の一般的な平屋(=60坪以下):従来と同様の建築確認審査で建てられます。設計期間・費用への直接の追加負担はありません
- 60坪超の大型平屋・二世帯平屋:審査省略の対象外となり、構造関係・省エネ関係の図書の提出と審査が必要です。設計期間や設計費用が増える可能性があるため、会社選定時に「改正後の大型平屋の設計・申請の実績」を確認しましょう
確認のポイント:面談時に「200㎡(60坪)超の平屋では提出図書が増えますが、設計・申請の対応実績はありますか?」「概算の設計期間・追加費用は?」と聞いておくと、その会社が改正後の実務に慣れているかが分かります。
太陽光を載せる平屋は、もうひとつ確認を
同じ2025年4月に、木造の必要壁量の基準も見直されました。太陽光パネルなどを載せて建物が重くなった場合の地震力を過小評価しないよう、屋根・外壁・太陽光発電設備の有無といった建物の実態に応じて必要壁量を算定する方式に変わっています(出典:国土交通省)。平屋は屋根が広くパネルを多く載せやすいぶん、太陽光搭載を前提にする場合は、候補会社が新基準での壁量算定に対応しているかもあわせて確認しておくと安心です。
後悔しないための最終チェックリスト
契約前に、この5つを自分の候補会社で確認してください。
- 土地の広さは足りているか:延床30坪の平屋なら、建ぺい率60%の土地で約50坪の敷地が必要。狭い場合は「平屋+α(1.5階建て)」を検討
- ハザードマップを確認したか:平屋は2階への垂直避難ができないため、浸水想定区域・土砂災害警戒区域に該当する土地は避けるか、敷地を嵩上げする対策が必要
- 採光・防犯・プライバシーの設計はできるか:中庭・スキップフロア・防犯合わせガラス・視線を制御する建物形状などに、その会社が対応できるか
- 性能値は公式で公表されているか:断熱等級・耐震等級を「標準仕様」で明示している会社を優先。相談時に口頭で確認して回答があやふやな会社は避ける
- 総額(付帯工事+諸費用+外構+土地)で見積もれるか:坪単価だけで比較せず、総額で相場感を掴む。同じ条件で3〜5社の見積もりを取ることが最も確実
都道府県別で「平屋対応の会社」を探す
平屋だけをまとめた記事がある県
この14エリアには、平屋の会社だけを集めた記事があります。 県別記事のなかから平屋に触れている会社を探す必要はありません。各社の平屋商品・延床・価格まで調べたうえで並べています。
東海・北関東(郊外・平屋志向強い)
首都圏・郊外
関西・中国
九州・沖縄
一人暮らし・二人暮らしの小さな平屋を建てたいなら
25坪以下の平屋は、探し方が変わります。 大きな家を建てる会社が小さな平屋を扱っているとは限らず、規格プランの延床と価格を公式に出している会社から当たるほうが早くなります。
- 埼玉で一人暮らしの平屋を建てる住宅会社5選と費用 (最小プランは550万円から)
- 静岡で一人暮らしの平屋を建てる住宅会社6選と費用 (最小プランは605万円から)
平屋の記事がまだない県
県別記事のなかに、平屋に対応する会社が紹介されているケースがあります。
上記に含まれない県も同様です。トップページの都道府県セレクターから検索地の県ページを開いてご確認ください。
資料請求で「平屋商品」を効率よく比べる
平屋の会社を比較するときは、各社の「平屋商品」のカタログを取り寄せて、性能値と価格帯を横並びに見るのが最も効率的です。
比較の観点は、この記事の「平屋に強い会社の見分け方」で挙げた3項目(断熱・気密/耐震/バリアフリー)+価格帯。会社によっては「平屋の実例集」を送ってくれるので、施工実績を確認する材料にもなります。
資料請求の全体的なやり方(何社に頼む・営業への対策・届いた資料の読み方)は、資料請求ガイドで詳しく解説しています。
まとめ
平屋は、ここ10年で着工数が56.1%増えた明確な成長カテゴリーです。シニア世帯だけでなく、子育て世帯・共働き世帯にも支持が広がっており、大手ハウスメーカー各社も専用商品を展開しています。
選び方の3つのポイントを最後にもう一度:
- 断熱・気密/耐震/バリアフリー——公式サイトで具体的に公表されているかを確認
- 60坪以下の一般的な平屋なら法改正の影響はほぼなし——ただし60坪超は審査項目が増えるため、改正後の設計・申請の対応実績を確認
- 総額(付帯・諸費用・外構・土地)で3〜5社を比較——坪単価だけで判断しない
都道府県別のおすすめ会社は、トップページのセレクターから探せます。資料請求のやり方は、資料請求ガイドにまとめています。まずお住まいのエリアで候補を絞り、比較のスタートを切ってください。
本記事の作成方針:掲載した平屋商品名・平屋対応は、いずれも各社公式サイトで確認できたもののみを記載しています。積水ハウスは現行LP(鉄骨・木造の平屋/シャーウッドの平屋)で確認できる呼称に統一し、旧商品名(「HIRAYAの季」「里楽」等)は使用していません。アイフルホームの平屋は「FAVO」ブランド内の平屋タイプとして扱っています。平屋新築の増加率(10年で7.4%→15.4%・+56.1%)は国土交通省・建築着工統計をもとにしたDIAMOND不動産研究所の集計値で、一次データは国交省の同統計です。坪単価・総額は媒体の相場記述(SUUMO・HOME4U・セキスイハイム公式コラム等)にもとづく目安で、時期・仕様・グレードで変動します。1坪=約3.306㎡で換算しています。2025年4月の建築基準法改正(4号特例縮小・新2号/新3号建築物・構造計算義務の300㎡超への引き下げ)は国土交通省の公表資料と第三者解説(ビューロベリタスジャパン・ホームズ君マナボウ・eTREE)を突き合わせて確認しています。地場ビルダーの評価は当サイトの県別記事に集約しており、本ハブでは各県記事へのリンクにとどめています。順位やNo.1表示は用いていません。
平屋商品のカタログを、無料で取り寄せる
まずは大手1〜2社+地元1〜2社にしぼって、平屋商品の資料を見比べてみましょう。
- 都道府県別のおすすめ会社を探す → (お住まいの都道府県から候補を絞れます)
- 各社の紹介欄にある「公式サイト」から、カタログ請求や来場予約ができます
※この箇所には広告を掲載していません。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加していますが、掲載順位・評価は広告の有無や報酬に左右しません。