評価基準について
おうちの教科書では、各記事の住宅会社紹介に 8項目のレーダーチャート を掲載しています。 このページでは、その採点をどのように行っているかを公開します。
採点の3つのルール
- 公開情報にもとづくチェックリスト方式:各項目5点満点。 「基礎点1点」+「公開されている情報でYes/Noが判定できる加点条件4つ」で0〜5点をつけます。 当サイトの主観や印象で点数を上下させることはしません。
- 非公表は加点しない:情報が公表されていない、あるいは確認できない条件は 0点扱いです。 「不明だから中間点」といった扱いはしません。 公表する姿勢自体を評価対象 にする、という考え方です。
- 全国一律の絶対基準:都道府県ごとに評価が甘くなったり厳しくなったりしないようにしています。 たとえば同じ住宅会社は、どの県の記事で登場しても同じスコアになります。
「公表している」の判定範囲
- 加点対象:会社の公式サイト(会社公式ドメイン)と 公式SNS(公式YouTube/公式Instagramなど)
- 加点対象外:SUUMO・LIFULL HOME'S などの第三者媒体の会社ページに載っている情報(会社自身の一次情報とみなしにくいため)
- ただし「第三者調査(住宅産業研究所JSKなど)で棟数ランキングに掲載された事実」は、実績項目の加点対象です
8項目の採点基準(各5点満点)
採点は次の8項目です。それぞれ「基礎点1点」+「4つのYes/No加点条件」で0〜5点をつけます。
1. 断熱・気密
- 基礎点 1点
- +1:断熱等級またはUA値の具体的数値を公表している
- +1:断熱等級6以上またはZEH水準を「標準仕様」と明記している
- +1:C値(気密性能)の実測値を公表している
- +1:全棟気密測定の実施を明記している
2. 耐震
- 基礎点 1点
- +1:耐震等級を公表している
- +1:耐震等級3を標準仕様と明記している
- +1:許容応力度計算など構造計算の実施を明記している
- +1:制震・免震などの追加対策、または実証実験の内容を公開している
沖縄県の記事のみ、項目名を「耐震・耐風」とし、4つ目条件を「制震・免震・または耐風対策(RC造/CB造/専用工法)の内容を公開している」に読み替えます。
3. デザイン
主観にならないよう、事実ベースの代理指標で採点します。
- 基礎点 1点
- +1:第三者評価の受賞歴(グッドデザイン賞/ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジーなど)を公式サイトで掲示している
- +1:公式サイトに施工事例を30件以上掲載している(写真+概要が付随したもの)
- +1:一級建築士が設計を担当する体制(社内建築士常駐/建築家ネットワーク加盟など)を公式で明記している
- +1:複数のデザインライン/ブランド(規格型・自由設計・平屋専門など)を持ち、それぞれの公式ページが存在する
4. 提案力
主観にならないよう、プロセス公開の有無で採点します。
- 基礎点 1点
- +1:初回相談〜契約までの打合せ工程・回数の目安を公式で公表している
- +1:営業と設計士の同席、または一級建築士が初回から直接対応する体制を公式で明記している
- +1:3D/VR/CGなどの可視化ツールを用いた提案フローを公式で公表している
- +1:ファイナンシャルプランナー等による資金計画相談を提供している旨を公式で明記している
5. 価格の手頃さ
- 基礎点 1点
- +1:坪単価または本体価格の目安を公式サイトで公表している
- +1:坪単価目安の下限が 55万円/坪 以下
- +1:複数商品ライン(規格/セミオーダー/自由設計など)の価格帯を公式で公表している
- +1:総額の資金計画例(付帯工事費・諸費用込みの目安)を公式で公表している
6. 保証・アフター
- 基礎点 1点
- +1:初期保証(構造・防水)の年数を公式で数値公表している
- +1:初期保証が20年以上、または最長保証(延長条件付き)が30年以上と明記している
- +1:定期点検の回数・スケジュールを公式で公表している
- +1:24時間365日対応の緊急窓口、または引渡後の専用相談窓口を公式で明記している
7. 施工実績・規模
- 基礎点 1点
- +1:累計棟数または年間棟数を公式サイトで数値公表している
- +1:創業/設立から20年以上経過している旨が公式で確認できる
- +1:第三者調査による棟数ランキング掲載を公式で公表している
- +1:直近年度の年間棟数が100棟以上、または累計棟数1,000棟以上と公式で明記している
8. 素材・設備
- 基礎点 1点
- +1:構造材・内装材のグレードや仕様(無垢材/漆喰など)を公式で公表している
- +1:自然素材や特徴的な標準仕様(全館空調/全館床暖房/トリプルガラス樹脂サッシなど)を「標準仕様」として明記している
- +1:断熱材やサッシの製品名・仕様を具体的に公表している
- +1:独自工法・独自ブランドの構造材、または造作家具の標準対応を公式で明記している
正直に、いまの限界も書きます
当サイトのレーダー採点は、上記のルールに基づいて 45県 225社を機械的に判定し記録しています。 ただし、現時点では次のような限界があります。
- 暫定スコアの存在:立ち上げフェーズでは、既存のリサーチ資料(10点満点で相対採点したもの)を5点満点にスケール変換しただけの会社が含まれます。 これらは順次、公式サイトを直接確認したチェックリスト採点に置き換えていきます。
- 閾値の運用調整:「坪単価下限 55万円/坪」「累計棟数 1,000棟」などの数値は運用しながら見直すことがあります。 変更する際はページ内で明記します。
- 採点根拠のログ:各判定の根拠は非公開で内部保存しています(`research/rubric-log/`)。 将来的には公開に耐える精緻化を進める予定です。
採点は目安であり、優劣を保証しません
本レーダー採点は住宅会社の 公表姿勢と情報密度 の可視化を目的とした目安であり、 各社の商品・サービスの優劣を保証・断定するものではありません。 家づくりの検討にあたっては、必ず各社の公式サイト・カタログ・見積もり内容をご確認ください。 掲載内容に事実誤認・情報の更新漏れがある場合は お問い合わせフォーム よりお知らせいただければ、確認のうえ更新します。
最終更新: 2026-07-11(rubric v1.0 施行)