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三河で平屋に強い住宅会社5選と費用・間取りのポイント

三河エリアの平屋の住宅会社を比較するイメージ

平屋人気の高まりは、三河でも例外ではありません。全国では新築に占める平屋の割合が伸び続けており、段差のないワンフロアの暮らしやすさに加えて、三河は岡崎・豊田・安城といった西三河から豊橋・豊川の東三河まで、郊外や田園部に土地の余裕があり、平屋を現実的に検討できるエリアだからです。

この記事は、当サイトの特集記事平屋に強い住宅会社の選び方の三河(愛知県東部)版です。平屋の相場やメリット・デメリット、法改正といった全国共通の基礎知識は親記事にまとめてあります。ここでは、それを土台にしながら、三河で平屋商品・平屋対応を公式サイトで確認できた住宅会社と、南海トラフや夏の日射といった三河ならではの論点にしぼって整理します。

会社の総合的な評価(坪単価・特徴・評判)は、県版の愛知・三河エリアの住宅会社に集約しています。この記事は「平屋」という切り口で読む、その補足版として使ってください。

この記事に出てくる専門用語
  • UA値:室内の熱が外へ逃げやすいかを示す数値。小さいほど逃げにくい
  • C値:家の隙間の少なさを示す数値。小さいほど隙間が少ない
  • ZEH:光熱費を抑えやすい省エネ住宅の基準
  • 耐震等級3:建築基準法の1.5倍の強さ
  • 許容応力度計算:地震や風に耐えられるかを部材ごとに詳しく計算する方法
  • 坪単価:1坪あたりの建築費(1坪は約3.3㎡)
  • 付帯工事費:地盤改良や給排水など、建物本体以外の工事費
  • 延床面積:各階の床面積を合計した広さ
  • 規格プラン・規格住宅:用意された間取りや仕様から選ぶプラン
  • 自由設計:間取りや仕様を一から相談できるプラン
  • 気密測定:家の隙間の少なさ(C値)を実際に測ること

三河の平屋事情——相場と土地

結論から言うと、平屋の費用相場は全国と大きく変わらず、三河でも「坪単価は2階建てより1〜2割高い」という前提で考えるのが実態に近いです。

平屋の坪単価と総額の目安

まず、愛知県の注文住宅の公的な水準を押さえておきます。国土交通省の建築着工統計から当サイトが算出すると、2025年度に愛知県で着工した持家(注文住宅)の木造は約86.7万円/坪(11,532戸・平均床面積113.4㎡=約34.3坪)でした。全国の持家木造は約87.4万円/坪で、愛知はほぼ同じ水準です。なお、この値は愛知県全体のもので、三河地域だけを切り出した公的な数値はありません。

ただし、この統計は平屋と2階建てを分けていません。平屋だけの坪単価を示した公的な一次データは存在しません。

そのうえで、平屋の坪単価と建物本体の目安は、延床面積によって次のようになります(SUUMO・HOME4Uなど住宅情報サイトの掲載値にもとづく目安)。

延床坪単価目安建物本体の目安
20坪(約66㎡・2〜3LDK)80万円/坪前後約1,600万円
25坪(約82.5㎡・3LDK)75万円/坪前後約1,875万円
30坪(約99㎡・4LDK)70万円/坪前後約2,000〜2,400万円
40坪(約132㎡・4〜5LDK)65〜75万円/坪約2,600〜3,000万円

上の表と、先ほどの公的な値(86.7万円/坪)を直接くらべないでください。 公的な値は建築確認の際に届け出る「工事費予定額」を床面積で割ったもので、媒体が示す「本体価格」と含む範囲が同じとは限りません。表のほうが低く見えるのは前提の違いによるもので、愛知の平屋が安いという意味ではありません。愛知県全体の水準とただし書きは愛知・三河エリアの住宅会社にまとめています。

付帯工事費や諸費用を含めた総額は、30坪クラスで約2,500〜3,000万円が目安です(外構・土地は別。住宅情報サイトの掲載値にもとづく目安で、公的な一次データはありません)。大手ハウスメーカーの高性能仕様なら坪100万円を超えることもあります。

同じ延床で比べたとき平屋が2階建てより高くなるのは、基礎と屋根の面積が2階建ての2倍必要になり、この2箇所が住宅工事のなかでも単価の高い部分だからです。SUUMOも「トータルで1〜2割増しの金額になる」と説明しています。詳しい費用の仕組みは親記事の費用解説をご覧ください。

なお、全国では平屋の人気が伸びており、新築の専用住宅に占める平屋の割合は2024年に17.0%まで上昇したとされます(一次データ:国土交通省 建築着工統計調査報告 令和6年計。数値の要約はDIAMOND不動産研究所を参照)。着工数でみても、この10年(2013→2023年度)で56.1%増えています(同上)。2024年の平屋の1戸当たり平均床面積は約97.6㎡(約29.5坪・同集計)とされており、三河で検討する層の中心も30坪前後の平屋になりそうです。

三河の土地事情

三河は、トヨタ系企業の城下町である豊田・刈谷・安城に、中核市の岡崎・豊橋を加えた、持ち家志向が全国屈指に強い郊外市場です。名古屋の都市型とは違い、市街地を少し離れれば、平屋を建てられる広さの敷地を見つけやすい傾向があります。西三河(岡崎・豊田・安城・西尾)でも東三河(豊橋・豊川・蒲郡)でも、土地に余裕のあるエリアが平屋の主戦場です。

延床30坪の平屋を建てるには、建ぺい率60%の土地で計算上は約50坪の敷地が必要です(これは最低値で、駐車場や軒・ポーチ分を考えるとさらに余裕がほしいところ)。土地がやや狭い場合は、天井高を確保した1.5階建て(建築基準法上は2階建て扱い)で平屋の雰囲気を得る選択肢もあります。土地の探しやすさは市町・エリアで差があるため、候補地の建ぺい率と広さは、会社選びと並行して早めに確認しておくと安心です。

三河で平屋に強い住宅会社5選

結論:三河には、平屋の商品ラインや平屋対応を公式サイトで打ち出している会社が複数あります。以下は、各社の公式サイトで平屋商品・平屋対応を確認できた5社です。

会社ごとの平屋商品名・特徴・本社エリアを、まず一覧で整理します。

会社平屋商品・平屋対応坪単価の目安特徴本社・エリア
トヨタホームシンセ・ピアーナ/シンセ・スマートステージプラス平屋90〜100万円(全国基準)鉄骨ユニット・全館空調の大手。平屋商品を2つ展開(1つは1.5階のあるスキップフロア型)名古屋市/愛知全域(三河含む)
HOLOS HOME平屋で叶える自由53〜77万円安城の地場・全棟建築家設計・耐震等級3。「平屋で叶える自由」安城市/西三河中心+愛知全域
アサヒグローバルホームONE STORY(緑と暮らす平屋)50〜63万円東海3県の地元大手・企画型ローコスト。緑と暮らす平屋三重・四日市市/愛知(尾張中心:一宮・春日井・尾張旭)・岐阜
サンクスホームLIMINI(ゼロLDKの平屋)42〜90万円三重・津市の地場・ゼロLDKの平屋「LIMINI」三重・津市/三重・愛知(春日井・大府方面)
ナカジツ Asobi-創家平屋・セミ平屋の施工事例約69万円岡崎市・不動産一体で土地探しからワンストップ。平屋実例岡崎市/西三河中心+名古屋

坪単価の目安は、県版の愛知・三河エリアの住宅会社と共通の目安(媒体調べ等)です。各社の詳細表にある本体価格の目安は「坪単価 × 延床30坪(平屋の中心的なサイズ)」で算出した建物のみの価格で、実際の総額はこれに付帯工事費・諸費用・外構・土地代が加わります。また、平屋は同じ延床の2階建てより1〜2割高くなる傾向があるため、この目安のやや上振れも見込んでおくと安心です。

以下、各社の平屋について公式サイトで確認できた範囲を補足します。各社に添えた8項目のチャートは県版記事と共通の当サイト採点(公開情報にもとづく目安)で、同じスコアを再掲しています(サンクスホームのみ、三重県版記事の採点を再掲)。チャートの低いスコアは、多くの場合その項目が公式サイトで「非公表」であるか、5社の相対比較で控えめに置いたことを意味します(採点方法は評価基準を参照)。性能や対応の優劣が確定しているわけではなく、資料請求や打ち合わせで確認すべき項目を示しています。総合的な評価や坪単価の目安は、県版の愛知・三河エリアの住宅会社を必ずあわせてご覧ください。

1. トヨタホーム|鉄骨ユニットの大手が手がける、スキップフロアの平屋

項目内容
平屋商品・対応シンセ・ピアーナ(理想の平屋)/シンセ・スマートステージプラス平屋
本社・対応エリア名古屋市(トヨタグループ)/愛知全域・三河が主力商圏
坪単価の目安90〜100万円(全国基準・媒体調べ・要見積り)
本体価格の目安約2,700万〜3,000万円(延床30坪)
公式サイトtoyotahome.co.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

トヨタホームは名古屋市に本社を置くトヨタグループの大手ハウスメーカーで、トヨタ自動車の本拠・愛知が主力商圏です。公式のブランド一覧では、平屋系として「SINCE PIANA(シンセ・ピアーナ/ほんとうに大切なものを選び抜いた理想の平屋)」と「SINCE Smartstage plus HIRAYA(シンセ・スマートステージプラス平屋)」を展開しています(公式ブランド一覧では第3の平屋「SINCE Biss HIRAYA」もありますが、本記事では代表2商品を取り上げます)。前者(ピアーナ)は純粋な平屋商品、後者(スマートステージプラス平屋)は「1.5階のある、平屋の暮らし方」をコンセプトにした平屋(1.5階=スキップフロア型)で、家族と個人の空間をゆるやかに繋ぐ設計です。土地に余裕のある三河郊外で、ワンフロアの暮らしを大手の規格化された品質で建てられるのが強みです。

平屋で効く性能面では、鉄骨ユニット工法(工場生産)による高い耐震と安定した品質が土台になります。全館空調「スマート・エアーズ」を持ち、屋根・天井の広い平屋でも室内の温度差を抑えやすい構成です。平屋ページでは、停電・断水に備える「地域レジリエンス設計」や、開放感のある大空間と豊富な収納も打ち出しています。屋根の広い平屋は太陽光を載せやすく、屋根面を活かした発電との相性もよい住まいです。

平屋で選ぶときの注意点:坪単価は全国基準の目安で、三河郊外は延床が広くなりやすく総額が上振れしがちです。規格と注文で価格差が大きい点、断熱のUA値・C値の個別数値は、見積もり時に確認しておきましょう。

こんな人におすすめ:三河(トヨタ城下町)で、鉄骨の高耐震と全館空調を大手の安心感で平屋に求める人。

2. HOLOS HOME|全棟 建築家設計でつくる、安城の地場の平屋

項目内容
平屋商品・対応平屋で叶える自由
本社・対応エリア安城市(ハウス成田建設)/西三河中心+愛知全域
坪単価の目安53〜77万円(媒体調べ・要見積り)
本体価格の目安約1,590万〜2,310万円(延床30坪)
公式サイトholos-home.co.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

HOLOS HOMEは、安城市で1962年創業のハウス成田建設が手がける注文住宅ブランドで、住宅建築を中心に5,000棟を超える施工実績を持ちます(会社概要)。公式サイトに平屋の専用ページ「平屋で叶える自由」を掲げ、平屋にも力を入れています。ヴィンテージ・北欧・ナチュラルなどデザインの引き出しが広く、全棟を建築家が設計する提案力を、勾配天井や中庭といった平屋ならではの見せ場に活かせるのが持ち味です。

平屋で効く性能面では、全棟で耐震等級3を標準とし、南海トラフ地震に備える構造の土台を確保しています。柱の少ない大空間や大開口を採りやすい平屋では、こうした耐震の裏付けが特に効きます。木造注文住宅を主体に、リノベーション・外構・不動産まで一体で相談できるのも、土地から平屋を考える三河の層に向く構成です。

平屋で選ぶときの注意点:対応は西三河(安城・刈谷・豊田)が中心です。断熱のUA値・C値など具体的な数値は公表情報が限られるため、平屋の光熱費に直結する屋根・天井の断熱仕様は、打ち合わせで確認しておきましょう。

こんな人におすすめ:安城・西三河で、建築家設計のデザインと耐震等級3の安心を、平屋で両立させたい人。

3. アサヒグローバルホーム|企画型ローコストで叶える「緑と暮らす平屋」

項目内容
平屋商品・対応ONE STORY(緑と暮らす平屋)
本社・対応エリア三重県四日市市/愛知(一宮・春日井・尾張旭の尾張圏)・岐阜(三河への対応可否は要問合せ)
坪単価の目安50〜63万円(媒体調べ・要見積り)
本体価格の目安約1,500万〜1,890万円(延床30坪)
公式サイトasahigloval.co.jp/lineup/平屋詳細
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

アサヒグローバルホームは三重県四日市市に本社を置き、三重・愛知(尾張中心)・岐阜で展開する東海のローコスト有力ビルダーです。愛知県内の店舗は一宮・春日井・尾張旭の3店舗(尾張圏)で、「各店舗から2時間以内で移動できる範囲」を施工エリアの前提としています(公式・施工エリア)。公式サイトのラインナップに平屋商品「ONE STORY緑と暮らす平屋)」があり、「お子さまがのびのび育つ暮らしを楽しむ平屋」として打ち出しています。街なかモデルハウスでも平屋を複数販売しており、「おしゃれ・高性能・お値打ち」を掲げる企画型ローコストの考え方を平屋にも広げています。

平屋で効く性能面では、複数の価格帯を用意した企画型で、コストを抑えながらデザインと基本性能のバランスを取れるのが持ち味です。予算に上限がある平屋づくりでは、規格の力でコストを読みやすいのは大きな利点になります。屋根の広い平屋の断熱仕様や、どの価格帯の商品かによる違いは、見積もりで具体的に確認しましょう。

平屋で選ぶときの注意点:本社は三重県で、愛知の店舗は一宮・春日井・尾張旭(尾張圏)のみで、三河の店舗はありません。三河への対応可否は公式に明記がなく、各店舗の施工エリアや出張対応の可否は問合せで確認してください。ローコスト帯のため仕様グレードで価格差が出ます。断熱等級・UA値などの数値は公式で個別に確認しておくと安心です。

こんな人におすすめ:三河で、価格を抑えつつデザイン・性能のバランスも取りたい平屋を建てたい人。

4. サンクスホーム|ゼロLDKから考える自由設計の平屋「LIMINI」

項目内容
平屋商品・対応LIMINI(リミニ・ゼロLDKの平屋)
本社・対応エリア三重県津市/三重・愛知(春日井・大府方面。公式店舗一覧に基づく)
坪単価の目安42〜90万円(商品により幅・要見積り)
本体価格の目安約1,260万〜2,700万円(延床30坪)
公式サイトlimini.sunkushome.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

サンクスホームは三重県津市に本社を置く中勢の地場実力店で、三重県内(津・鈴鹿・四日市・伊勢)と愛知県内(春日井・大府)に支店を持つ地域ビルダーです(公式店舗一覧)。公式に平屋ブランド「LIMINI(リミニ)」を持ち、「ゼロLDKからLifeStyleに合わせた多様な間取りを実現する究極の平屋」と打ち出しています。決まった部屋割りから入るのではなく、暮らし方から間取りを組み立てる発想は、ワンフロアで動線が完結する平屋と好相性です。

平屋で効く性能面では、完全自由設計「ISM-FREE」・規格住宅「ISM-39」と並ぶ商品幅の広さがあり、構造材の接合部を金物で固定するピン工法(接合金物工法)で地震・台風に強いことを掲げています。営業・設計士の親身な対応やOB施主とのつながりも評価されています。三重北勢や愛知(春日井・大府方面)で自由設計の平屋を検討したい人に向く構成です。

平屋で選ぶときの注意点:本社は三重県で、愛知の支店は春日井・大府方面のみ(公式店舗一覧)。三河(岡崎・豊橋・豊川)に支店はなく、三河への対応可否は要問合せです。坪42〜90万円と商品ラインによって価格帯が大きく異なるため、どの商品の価格・仕様かを見積もりで確認しましょう。

こんな人におすすめ:三重北勢・愛知(春日井・大府方面)で、暮らし方から間取りを考える自由設計の平屋を建てたい人。三河への出張対応可否は事前に確認を。

5. ナカジツ Asobi-創家|土地探しから任せる、西三河の平屋

項目内容
平屋商品・対応平屋・セミ平屋の施工事例(Asobi-創家)
本社・対応エリア岡崎市(不動産SHOPナカジツ)/西三河中心+名古屋
坪単価の目安約69万円(媒体調べ・要見積り)
本体価格の目安約2,070万円(延床30坪)
公式サイトnakajitsu.com
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

Asobi-創家(アソビスミカ)は、岡崎市に本社を置く不動産SHOPナカジツの注文住宅ブランドです。公式サイトのコラムや施工レポートでは、一部に2階を設けた半平屋を含む平屋の実例が紹介されており、自由設計のなかで平屋・セミ平屋に対応していることが確認できます。平屋専用の商品名は掲げていませんが、最大の強みは、自社保有の豊富な土地情報から土地探し〜建築までワンストップで進められること。広い敷地が要る平屋づくりを、土地から一括で相談できるのは大きな利点です。

平屋で効く性能面では、長期優良住宅・耐震等級3相当を標準とし、C値1.0以下・UA値0.6以下(いずれも媒体値)と手堅い仕様を掲げています。全棟で気密測定を行う姿勢も公表しており、屋根・天井の面積が広い平屋の断熱・気密を確認しやすい会社です。西三河(岡崎・安城・西尾・高浜・豊田)で、土地から平屋を考える層の主役になります。

平屋で選ぶときの注意点:耐震等級3は「相当」表記のため、等級取得の有無やUA値・C値は商談で確認しましょう。平屋専用商品はなく自由設計内での対応となる点、対応は西三河が中心である点もふまえておくと安心です。

こんな人におすすめ:西三河(岡崎・安城)で、土地探しから一括で任せて平屋を建てたい人。

気になる平屋商品の資料を、無料で取り寄せる

平屋対応の会社は、資料に平屋商品や平屋の実例集が入っています。まずは三河の2〜3社にしぼって取り寄せてみましょう。

※この箇所には広告を掲載していません。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加していますが、掲載順位・評価は広告の有無や報酬に左右しません。

三河で平屋を建てる費用と間取りの考え方

結論:費用は「坪単価だけでなく総額で」、間取りは「ワンフロアの動線と採光」で考えるのが失敗しないコツです。

前章の相場表のとおり、三河でも平屋の建物本体は30坪で約2,000〜2,400万円、総額(付帯・諸費用込み・外構と土地は別)で約2,500〜3,000万円が目安です。平屋は階段や階段ホールといった「非居住スペース」がないぶん、同じ延床でも実際に使える居室面積は広くなります。坪単価の高さだけで判断せず、「使える面積あたりのコスト」と総額で比べるのがポイントです。三河は郊外で延床が広くなりやすく総額が上振れしやすいため、なおさら総額での比較が大切です。費用の内訳や2階建てとの比較の詳細は、親記事の費用解説にまとめています。

間取りは、平屋の魅力であるワンフロアの家事動線を軸に考えます。2024年の平屋の平均床面積は約29.5坪で、三河でも3〜4LDK・30坪前後が中心的なゾーンになりそうです。一方で、平屋は建物の中央に光が届きにくく、隣家が2階建てだと日当たり・通風が阻害されやすいという弱点があります。中庭(コの字型・ロの字型)や勾配天井+高窓、深い軒といった設計の工夫で、採光とプライバシー、そして夏の日射を同時にコントロールする発想が大切です。この採光・防犯・プライバシーの設計に、候補の会社が対応できるかを早めに確認しておきましょう。

平屋で失敗しないための確認ポイント

親記事では、平屋に強い会社を「断熱・気密」「耐震」「バリアフリー」の3点で見分けることをおすすめしています。ここでは、その3点を三河の論点(南海トラフの耐震・沿岸部の津波、夏の日射)に引き寄せて3つに整理します。

① 耐震と、沿岸部の津波・浸水

三河は南海トラフ地震の想定エリアです。平屋は重心が低く地震時の水平力の影響を受けにくいため耐震等級3を取得しやすいとされますが、大開口・大空間を採る場合は構造計算による裏付けが必須です。会社選びでは、耐震等級3が標準か、許容応力度計算など構造計算を実施しているかを確認しましょう。加えて、平屋は2階への垂直避難ができないため、蒲郡・西尾・田原など沿岸部や河川沿いではハザードマップで津波・浸水想定を必ず確認し、必要なら敷地の嵩上げも検討します。

② 断熱・気密と、夏の日射対策

温暖な三河では、夏の暑さ対策が快適さと光熱費を左右します。平屋は屋根面積が広いぶん、夏の屋根からの日射熱の影響が2階建て以上に出やすいのが特徴です。屋根・天井の断熱仕様(断熱等級やUA値)と、深い軒・庇や窓配置による日射制御が効きます。断熱等級6以上やZEH水準を標準にしているか、全棟で気密測定(C値)をしているかを、公式サイトの具体的な数値で確認するのが近道です。

③ バリアフリーの標準対応

平屋はシニア世帯や長く住み続けたい層に選ばれやすく、段差解消・引戸・手すり下地・広めの廊下(車いす対応)を「標準対応」しているかが価値になります。オプション扱いになっている場合は、標準化したときにどれくらいコストが増えるかも聞いておきましょう。

3点をより詳しく確認したい場合は、親記事の「平屋に強い会社の見分け方」を参照してください。会社ごとの総合評価は愛知・三河エリアの住宅会社にまとめています。

まとめ

三河で平屋を建てるなら、まず「南海トラフへの備え(耐震・沿岸部の津波)」と「夏の日射をふまえた断熱」を軸に、平屋商品や平屋対応を公式サイトで打ち出している会社から候補を絞るのが近道です。

平屋の基礎知識(相場の仕組み・メリットとデメリット・2025年4月の法改正)は、特集記事平屋に強い住宅会社の選び方にまとめています。資料請求のやり方(何社に頼む・営業への対策・届いた資料の読み方)は資料請求ガイドをご覧ください。まずは気になる平屋商品のカタログを取り寄せるところから、比較を始めてください。

三河の平屋商品のカタログを、無料で取り寄せる

地元の地場1〜2社+大手1社にしぼって、平屋商品の資料を見比べてみましょう。

※この箇所には広告を掲載していません。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加していますが、掲載順位・評価は広告の有無や報酬に左右しません。

関連記事特集:注文住宅の資料請求のやり方|何社に頼む?営業は来る?


本記事の作成方針:掲載した平屋商品名・平屋対応は、いずれも各社公式サイトで確認できたもののみを記載しています(トヨタホーム=公式ブランド一覧の「SINCE PIANA」「SINCE Smartstage plus HIRAYA」、HOLOS HOME=平屋で叶える自由、アサヒグローバルホーム=ONE STORY緑と暮らす平屋)、サンクスホーム=LIMINI、ナカジツ Asobi-創家=公式サイトの平屋・セミ平屋の施工事例)。トヨタホームの公式ブランド一覧には平屋商品が3種(SINCE PIANA/SINCE Smartstage plus HIRAYA/SINCE Biss HIRAYA)ありますが、本記事では代表2商品(ピアーナ/スマートステージプラス平屋)を取り上げました。各社の性能仕様(耐震等級・断熱等級・工法・保証)は各社の公表内容であり、商品・条件により異なります。坪単価・総額は媒体の相場記述にもとづく目安で、時期・仕様・グレードで変動します(本文で参照する「SUUMOほか媒体の相場記述」は主にSUUMO 平屋の坪単価とHOME4U 平屋の坪単価を指します)。各社の坪単価の目安は県版記事と共通の目安(媒体調べ等)で、本体価格の目安は坪単価×延床30坪で算出した建物のみの価格です。平屋は同じ延床の2階建てより1〜2割高くなる傾向があります。アサヒグローバルホームの愛知県内店舗は一宮・春日井・尾張旭の3店舗(尾張圏)で、三河(岡崎・豊橋・豊川など)への対応は公式に明記がなく、要問合せですサンクスホームの支店は三重(津・鈴鹿・四日市・伊勢)と愛知(春日井・大府)のみで、東三河(豊橋・豊川)に支店はありません(公式店舗一覧で確認)。ナカジツの「耐震等級3相当」は等級取得ではなく同等性能の主張の可能性があり、UA値・C値は媒体値です。HOLOS HOMEの「5,000棟を超える施工実績」は運営会社ハウス成田建設公式・会社概要の「住宅建築を中心に5,000棟を超える施工実績」に基づきます。公式で確認できなかった数値・商品名は記載していません。順位やNo.1表示は用いていません。8項目チャートは県版記事と共通の当サイト採点(公開情報にもとづく目安)で、サンクスホームは三重県版記事の採点を再掲しています。会社ごとの総合的な評価は県版記事愛知・三河エリアの住宅会社に集約しています。

主な出典国土交通省 建築着工統計調査報告 令和6年計/SUUMO 平屋の坪単価/HOME4U 平屋の坪単価/DIAMOND不動産研究所(国土交通省 建築着工統計の二次要約)/各社公式サイト