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静岡で平屋に強い住宅会社6選と費用・間取りのポイント

静岡の平屋の住宅会社を比較するイメージ

平屋人気の高まりは、静岡でも例外ではありません。全国では新築に占める平屋の割合が伸び続けており、段差のないワンフロアの暮らしやすさに加えて、静岡は静岡市・浜松市の2つの政令市の中心部を離れれば郊外や県東部に土地の余裕があり、平屋を現実的に検討できるエリアだからです。

この記事は、当サイトの特集記事平屋に強い住宅会社の選び方の静岡版です。平屋の相場やメリット・デメリット、法改正といった全国共通の基礎知識は親記事にまとめてあります。ここでは、それを土台にしながら、静岡で平屋商品・平屋対応を公式サイトで確認できた住宅会社と、南海トラフや夏の日射といった静岡ならではの論点にしぼって整理します。

会社の総合的な評価(坪単価・特徴・評判)は、県版の静岡県の住宅会社5選に集約しています。この記事は「平屋」という切り口で読む、その補足版として使ってください。

この記事に出てくる専門用語
  • WPC工法:工場で作ったコンクリートパネルを現場で組み立てる工法
  • UA値:室内の熱が外へ逃げやすいかを示す数値。小さいほど逃げにくい
  • C値:家の隙間の少なさを示す数値。小さいほど隙間が少ない
  • HEAT20 G1・G2:民間団体が定めた断熱性能の水準。国の省エネ基準より高い目標
  • ZEH:光熱費を抑えやすい省エネ住宅の基準
  • 耐震等級3:建築基準法の1.5倍の強さ
  • 許容応力度計算:地震や風に耐えられるかを部材ごとに詳しく計算する方法
  • 躯体:建物を支える骨組み
  • 坪単価:1坪あたりの建築費(1坪は約3.3㎡)
  • 付帯工事費:地盤改良や給排水など、建物本体以外の工事費
  • 延床面積:各階の床面積を合計した広さ
  • 自由設計:間取りや仕様を一から相談できるプラン
  • 気密測定:家の隙間の少なさ(C値)を実際に測ること

静岡の平屋事情——相場と土地

結論から言うと、平屋の費用相場は全国と大きく変わらず、静岡でも「坪単価は2階建てより1〜2割高い」という前提で考えるのが実態に近いです。

平屋の坪単価と総額の目安

まず、静岡県の注文住宅の公的な水準を押さえておきます。国土交通省の建築着工統計から当サイトが算出すると、2025年度に静岡県で着工した持家(注文住宅)の木造は約89.1万円/坪(6,213戸・平均床面積110.6㎡=約33.5坪)でした。全国の持家木造は約87.4万円/坪です。

ただし、この統計は平屋と2階建てを分けていません。平屋だけの坪単価を示した公的な一次データは存在しません。

そのうえで、平屋の坪単価と建物本体の目安は、延床面積によって次のようになります(SUUMO・HOME4Uなど住宅情報サイトの掲載値にもとづく目安)。

延床坪単価目安建物本体の目安
20坪(約66㎡・2〜3LDK)80万円/坪前後約1,600万円
25坪(約82.5㎡・3LDK)75万円/坪前後約1,875万円
30坪(約99㎡・4LDK)70万円/坪前後約2,000〜2,400万円
40坪(約132㎡・4〜5LDK)65〜75万円/坪約2,600〜3,000万円

上の表と、先ほどの公的な値(89.1万円/坪)を直接くらべないでください。 公的な値は建築確認の際に届け出る「工事費予定額」を床面積で割ったもので、媒体が示す「本体価格」と含む範囲が同じとは限りません。表のほうが低く見えるのは前提の違いによるもので、静岡の平屋が安いという意味ではありません。県全体の水準とただし書きは静岡県の住宅会社5選にまとめています。

付帯工事費や諸費用を含めた総額は、30坪クラスで約2,500〜3,000万円が目安です(外構・土地は別。住宅情報サイトの掲載値にもとづく目安で、公的な一次データはありません)。大手ハウスメーカーの高性能仕様なら坪100万円を超えることもあります。

同じ延床で比べたとき平屋が2階建てより高くなるのは、基礎と屋根の面積が2階建ての2倍必要になり、この2箇所が住宅工事のなかでも単価の高い部分だからです。SUUMOも「トータルで1〜2割増しの金額になる」と説明しています。詳しい費用の仕組みは親記事の費用解説をご覧ください。

なお、全国では平屋の人気が伸びており、新築の専用住宅に占める平屋の割合は2024年に17.0%まで上昇しました(出典:国土交通省 建築着工統計調査報告 令和6年計)。着工数でみても、この10年(2013→2023年度)で56.1%増えています(出典:DIAMOND不動産研究所)。2024年の平屋の1戸当たり平均床面積は97.6㎡(約29.5坪・国交省 令和6年計)で、静岡で検討する層の中心も30坪前後の平屋になりそうです。

静岡の土地事情

静岡は、静岡市・浜松市という2つの政令市に、沼津・三島・富士などの県東部を加えた、いくつもの商圏が並ぶ細長い県です。政令市の中心部では平屋向きのまとまった敷地は限られますが、中心部を離れた郊外や県東部では、平屋を建てられる広さの敷地を見つけやすい傾向があります。

延床30坪の平屋を建てるには、建ぺい率60%の土地で計算上は約50坪の敷地が必要です(これは最低値で、駐車場や軒・ポーチ分を考えるとさらに余裕がほしいところ)。土地がやや狭い場合は、天井高を確保した1.5階建て(建築基準法上は2階建て扱い)で平屋の雰囲気を得る選択肢もあります。土地の探しやすさは市町・エリアで差があるため、候補地の建ぺい率と広さは、会社選びと並行して早めに確認しておくと安心です。

静岡で平屋に強い住宅会社6選

結論:静岡には、平屋の商品ラインや平屋対応を公式サイトで打ち出している会社が複数あります。以下は、各社の公式サイトで平屋商品・平屋対応を確認できた6社です。

会社ごとの平屋商品名・特徴・本社エリアを、まず一覧で整理します。

会社平屋商品・平屋対応坪単価の目安特徴本社・エリア
一条工務店アイ・スマート/グラン・スマート(平屋対応)80〜105万円(全国基準)耐震等級3を全棟標準。両商品は断熱等級7が標準仕様(建築地・プランにより満たせない場合あり)。全館床暖房浜松発祥/登記本社=東京・静岡全域
スタンダードHIRAYA -平屋-58〜67万円会社の標準仕様であるHEAT20 G2・耐震等級3+制振ダンパーを平屋にも。家賃並みの価格帯を志向沼津市・静岡県東部中心
百年住宅Hiraya-BOX70〜80万円WPC(壁式鉄筋コンクリート)の平屋。耐震・耐火・耐久に強く、地震・津波・台風の35年保証を掲げる静岡市・静岡/愛知/宮城
福工房平屋の施工事例(自然素材の家)40〜60万円(SUUMO事例調べ)国産ひのきの無垢材・土間のある自然素材の家を平屋でも。全棟構造計算で耐震等級3・断熱等級5静岡市・静岡/愛知/神奈川/埼玉
アーキテックス平屋スタイル(GROOVY)50〜80万円4つのデザインブランドの設計力を平屋に展開。設計士が直接対応愛知本社・浜松/富士の2拠点/静岡西部+東部一部
nattoku住宅平屋の自由設計ラインナップ約58〜64万円(公式価格から換算)土地を活かすプランニングで、限られた敷地でも平屋を提案。3LDKが人気富士市・静岡全域/愛知

坪単価の目安は、県版の静岡県の住宅会社5選と共通の目安(媒体調べ等。nattoku住宅のみ公式の商品別価格からの換算)です。各社の詳細表にある本体価格の目安は「坪単価 × 延床30坪(平屋の中心的なサイズ)」で算出した建物のみの価格で、実際の総額はこれに付帯工事費・諸費用・外構・土地代が加わります。また、平屋は同じ延床の2階建てより1〜2割高くなる傾向があるため、この目安のやや上振れも見込んでおくと安心です。

以下、各社の平屋について公式サイトで確認できた範囲を補足します。各社に添えた8項目のチャートは県版記事と共通の当サイト採点で、同じスコアを再掲しています(nattoku住宅のみ本記事で新規に採点)。チャートの低いスコアは、多くの場合その項目が公式サイトで「非公表」であることを意味します(採点方法は評価基準を参照)。性能や対応の優劣が確定しているわけではなく、資料請求や打ち合わせで確認すべき項目を示しています。総合的な評価や坪単価の目安は、県版の静岡県の住宅会社5選を必ずあわせてご覧ください。

1. 一条工務店|浜松発祥の全国大手が手がける高性能な平屋

項目内容
平屋商品・対応アイ・スマート/グラン・スマート(平屋対応)
本社・対応エリア浜松発祥(登記本社=東京)/全国・静岡全域をカバー
坪単価の目安80〜105万円(全国基準・媒体調べ・要見積り)
本体価格の目安約2,400万〜3,150万円(延床30坪)
公式サイトichijo.co.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

一条工務店は「家は、性能。」を掲げる全国大手で、実は静岡県浜松市が創業の地です(登記本社は東京)。公式の平屋ページでは、主力のアイ・スマート/グラン・スマートが平屋にも対応し、ワンフロアで暮らす平屋を大手の規格化された品質で建てられます。全館換気や屋根一体型太陽光、防犯合わせガラス、バリアフリー対応プランなど、生活動線がすべて1階に集まる平屋で価値が増す装備がそろっているのが強みです。

平屋で効く性能面では、両商品とも断熱等級7が標準仕様(建築地・プランにより等級7を満たせない場合あり)で、屋根面積が広く夏の日射を受けやすい平屋でも高い断熱が期待できます。耐震等級3を全棟標準とし、全棟気密測定で気密を担保、アイ・スマートは全館床暖房を標準搭載します。屋根の広い平屋は太陽光を載せやすく、屋根一体型太陽光との相性もよい構成です。

平屋で選ぶときの注意点:坪単価は全国基準の目安で、規格性が強いぶん自由設計の度合いは事前に確認が必要です。気密が高いぶん室内の生活音が伝わりやすい点も、ワンフロアの平屋では間取りで配慮しておきたいところです。

こんな人におすすめ:静岡で、地元発祥の大手の実績と、全館床暖房・高断熱の性能を平屋で求める人。

2. スタンダード|HEAT20 G2・耐震等級3を家賃並みで叶える平屋

項目内容
平屋商品・対応HIRAYA -平屋-
本社・対応エリア沼津市/静岡県東部(沼津・三島・富士など)中心
坪単価の目安58〜67万円(媒体調べ・要見積り)
本体価格の目安約1,740万〜2,010万円(延床30坪)
公式サイトby-standard.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

スタンダードは、沼津市に本社を置く静岡県東部の地場ビルダーです。公式サイトのラインアップに平屋商品「HIRAYA -平屋-」を掲げ、三島市・御殿場市には平屋のモデルハウスもあります。高性能な仕様を家賃並みの価格帯で実現する「Smile Box」の考え方を平屋にも広げており、コストを抑えながら性能で妥協したくない層に向く構成です。

平屋で効く性能面では、会社の標準仕様としてHEAT20 G2×第一種熱交換換気・全棟耐震等級3×制振ダンパー・全棟長期優良住宅を打ち出しています。南海トラフ地震に備える耐震等級3と制振、屋根からの日射に効く高断熱を標準で押さえられるのは、平屋を検討する県東部の人にとって心強い土台です。地盤改良工事費を顧客負担ゼロとする点も、総額を読みやすくします。

平屋で選ぶときの注意点:セミオーダーが主体で、対応エリアは県東部が中心です。プランの自由度や対応可否は、早めに確認しておきましょう。

こんな人におすすめ:沼津・三島・富士エリアで、高断熱と耐震等級3+制振を手頃な価格で両立させたい人。

3. 百年住宅|鉄筋コンクリートで地震・津波に備える平屋

項目内容
平屋商品・対応Hiraya-BOX(ヒラヤボックス)
本社・対応エリア静岡市駿河区(1975年創業)/静岡・愛知・宮城
坪単価の目安70〜80万円(媒体調べ・要見積り)
本体価格の目安約2,100万〜2,400万円(延床30坪)
公式サイトwpc100.co.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

百年住宅は、静岡市に本社を置く鉄筋コンクリート住宅の地場メーカーです。公式サイトに平屋商品「Hiraya-BOX(ヒラヤボックス)」があり、「地震に強い平屋」を前面に打ち出しています。工場製造の高強度PCパネルを用いる箱型のデザインで、ワンフロアの平屋に鉄筋コンクリートの堅牢さを持ち込めるのが、木造にはない選択肢です。

平屋で効く性能面では、大臣認定のWPC工法(工場製造の高強度PCパネルをボルト接合する壁式鉄筋コンクリート構造)で耐震・耐火・耐久に優れ、地震・津波・台風の35年保証と構造躯体の最長100年保証を掲げます。2階へ垂直避難できない平屋では沿岸部の津波・浸水への備えが論点になりますが、RC躯体と長期保証はその不安に正面から応える構成です。

平屋で選ぶときの注意点:RC工法のため坪単価は木造より高めになります。間取りの自由度や断熱仕様の数値は、公式で確認しておきましょう。

こんな人におすすめ:静岡で、南海トラフ・津波・台風への備えを最優先し、長期保証の安心感を重視する人。

4. 福工房|国産ひのきと土間で楽しむ自然素材の平屋

項目内容
平屋商品・対応平屋の施工事例(自然素材の家)
本社・対応エリア静岡市駿河区/静岡・愛知・神奈川・埼玉
坪単価の目安40〜60万円(SUUMO事例調べ・要見積り)
本体価格の目安約1,200万〜1,800万円(延床30坪)
公式サイトfukukobo-shizuoka.net
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

福工房は、静岡市に本社を置く「土間のある家」がコンセプトの地場工務店です。公式サイトの施工事例には「ご夫婦二人のこれからを楽しむ平屋」など平屋の実例が複数あり、国産ひのきの無垢材や土間のある自然素材の家を平屋でも手がけていることが確認できます。無垢床・杉板の天井や壁、塗り壁「ダイアトーマス」など、素足やワンフロアの暮らしで質感が映える素材を平屋に活かせるのが持ち味です。

平屋で効く性能面では、全棟構造計算で耐震等級3・断熱性能等級5をクリアする基本性能を、坪40〜60万円台の適正価格で叶えられます。柱の少ない大空間や大開口を採りやすい平屋こそ構造計算の裏付けが効くため、全棟で構造計算を行う姿勢は平屋と相性のよい土台です。平屋専用の商品名は掲げていませんが、平屋の実績は豊富です。

平屋で選ぶときの注意点:デザインの方向性(和と自然素材)が好みに合うかは確認しましょう。年間棟数や保証の詳細は公式で確認できます。

こんな人におすすめ:静岡で、国産ひのきの自然素材と、耐震・断熱の基本性能を適正価格で平屋に求めたい人。

5. アーキテックス|4ブランドの設計力でつくるデザインの平屋

項目内容
平屋商品・対応平屋スタイル(GROOVY)
本社・対応エリア愛知本社・浜松/富士の2拠点/静岡西部+東部一部
坪単価の目安50〜80万円(媒体調べ・要見積り)
本体価格の目安約1,500万〜2,400万円(延床30坪)
公式サイトgroovy-home.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

アーキテックスは、GROOVY・dramacy・SIMPLE is…・KANAL HOMEという4つのデザインブランドを展開する会社で、設計士が直接対応する提案力が強みです。公式サイトには平屋の専用ページ「平屋スタイル」があり、「四季を感じられるくつろぎの平屋」などの実例を紹介しています。中庭や勾配天井、深い軒といった平屋ならではの見せ場を、4つのブランドから選びながら設計士と詰められるのが魅力です。

平屋で効く性能面では、採光やプライバシー、夏の日射を設計でコントロールする提案力が、光が中央に届きにくい平屋では特に効きます。一方で断熱・耐震の性能数値や保証の詳細は、公式サイトで個別に確認しておきたい項目です。本社は愛知県ですが、静岡は浜松・富士の2拠点で県全域に対応しています。

平屋で選ぶときの注意点:本社は愛知県で、静岡は浜松・富士の2拠点での対応です。実績が静岡のものか東海全体のものか、性能数値・保証の詳細とあわせて確認しましょう。

こんな人におすすめ:静岡県内で、ブランドを選びながら設計士と自由に平屋のデザインを詰めたい人。

6. nattoku住宅|土地を活かす自由設計の平屋

項目内容
平屋商品・対応平屋の自由設計ラインナップ
本社・対応エリア富士市/静岡全域・愛知
坪単価の目安約58〜64万円(公式の商品別価格からの換算)
本体価格の目安1,565万円〜(Groovin’・27坪)/1,740万円〜(最響の家・27坪)=公式公表
公式サイトnattoku.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

nattoku住宅は、富士市に本社を置き、静岡・愛知・埼玉で累計3,500棟の実績を持つ1999年創業の工務店です(一級建築士事務所)。平屋の専用ページで「平屋を自由に楽しもう」と、土地を活かすプランニングによる自由設計の平屋を提案しており、3LDKが人気です。最響の家・Groovin’・Glass Arts・Blue Style・キママプラスの5ブランドを展開し、Best of Houzz 2019(デザイン部門)をダブル受賞したことを公式に掲示しています。商品別の価格も公表しており、最響の家は27坪1,740万円〜、Groovin’は27坪1,565万円〜が公式の目安です。

平屋で効く性能面では、全棟で耐震等級3を確保し、全棟自社で許容応力度計算を行うと公式に掲げています。断熱は断熱等級5以上・一次エネルギー消費量等級6以上を掲示し、セルロースファイバー断熱と断熱樹脂サッシを標準とします。限られた敷地でも平屋を諦めたくない人に向く、間取り重視の自由設計が持ち味です。

平屋で選ぶときの注意点:断熱は等級5以上の表記で、等級6標準やC値の実測値は公式に見当たりません。初期保証年数や年次点検のスケジュールも数値では公表されていないため、打合せ時に個別に確認するのが安心です。

こんな人におすすめ:静岡で、限られた土地でも自由設計で平屋を諦めたくない人。

気になる平屋商品の資料を、無料で取り寄せる

平屋対応の会社は、資料に平屋商品や平屋の実例集が入っています。まずは静岡の2〜3社にしぼって取り寄せてみましょう。

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静岡で平屋を建てる費用と間取りの考え方

結論:費用は「坪単価だけでなく総額で」、間取りは「ワンフロアの動線と採光」で考えるのが失敗しないコツです。

前章の相場表のとおり、静岡でも平屋の建物本体は30坪で約2,000〜2,400万円、総額(付帯・諸費用込み・外構と土地は別)で約2,500〜3,000万円が目安です。平屋は階段や階段ホールといった「非居住スペース」がないぶん、同じ延床でも実際に使える居室面積は広くなります。坪単価の高さだけで判断せず、「使える面積あたりのコスト」と総額で比べるのがポイントです。費用の内訳や2階建てとの比較の詳細は、親記事の費用解説にまとめています。

間取りは、平屋の魅力であるワンフロアの家事動線を軸に考えます。2024年の平屋の平均床面積は約29.5坪で、静岡でも3〜4LDK・30坪前後が中心的なゾーンになりそうです。一方で、平屋は建物の中央に光が届きにくく、隣家が2階建てだと日当たり・通風が阻害されやすいという弱点があります。中庭(コの字型・ロの字型)や勾配天井+高窓、深い軒といった設計の工夫で、採光とプライバシー、そして夏の日射を同時にコントロールする発想が大切です。この採光・防犯・プライバシーの設計に、候補の会社が対応できるかを早めに確認しておきましょう。

平屋で失敗しないための確認ポイント

親記事では、平屋に強い会社を「断熱・気密」「耐震」「バリアフリー」の3点で見分けることをおすすめしています。ここでは、その3点を静岡の論点(南海トラフの耐震・津波、夏の日射)に引き寄せて3つに整理します。

① 耐震と、沿岸部の津波・浸水

静岡は南海トラフ地震の想定エリアです。平屋は重心が低く地震時の水平力の影響を受けにくいため耐震等級3を取得しやすいとされますが、大開口・大空間を採る場合は構造計算による裏付けが必須です。会社選びでは、耐震等級3が標準か、許容応力度計算など構造計算を実施しているかを確認しましょう。加えて、平屋は2階への垂直避難ができないため、沿岸部や河川沿いではハザードマップで津波・浸水想定を必ず確認し、必要なら敷地の嵩上げも検討します。

② 断熱・気密と、夏の日射対策

温暖な静岡では、夏の暑さ対策が快適さと光熱費を左右します。平屋は屋根面積が広いぶん、夏の屋根からの日射熱の影響が2階建て以上に出やすいのが特徴です。屋根・天井の断熱仕様(断熱等級やUA値)と、深い軒・庇や窓配置による日射制御が効きます。断熱等級6以上やZEH水準を標準にしているか、全棟で気密測定(C値)をしているかを、公式サイトの具体的な数値で確認するのが近道です。

③ バリアフリーの標準対応

平屋はシニア世帯や長く住み続けたい層に選ばれやすく、段差解消・引戸・手すり下地・広めの廊下(車いす対応)を標準対応しているかが価値になります。オプション扱いになっている場合は、標準化したときにどれくらいコストが増えるかも聞いておきましょう。

3点をより詳しく確認したい場合は、親記事の「平屋に強い会社の見分け方」を参照してください。会社ごとの総合評価は静岡県の住宅会社5選にまとめています。

まとめ

静岡で平屋を建てるなら、まず「南海トラフへの備え(耐震・沿岸部の津波)」と「夏の日射をふまえた断熱」を軸に、平屋商品や平屋対応を公式サイトで打ち出している会社から候補を絞るのが近道です。

平屋の基礎知識(相場の仕組み・メリットとデメリット・2025年4月の法改正)は、特集記事平屋に強い住宅会社の選び方にまとめています。資料請求のやり方(何社に頼む・営業への対策・届いた資料の読み方)は資料請求ガイドをご覧ください。まずは気になる平屋商品のカタログを取り寄せるところから、比較を始めてください。

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関連記事特集:注文住宅の資料請求のやり方|何社に頼む?営業は来る?


本記事の作成方針:掲載した平屋商品名・平屋対応は、いずれも各社公式サイトで確認できたもののみを記載しています(一条工務店=平屋ページ、スタンダード=HIRAYA -平屋-、百年住宅=Hiraya-BOX、福工房=施工事例、アーキテックス=平屋スタイル、nattoku住宅=平屋ページ)。各社の性能仕様(耐震等級・断熱等級・工法・保証)は各社の公表内容であり、商品・条件により異なります。坪単価・総額は媒体の相場記述にもとづく目安で、時期・仕様・グレードで変動します。各社の坪単価の目安は県版記事と共通の目安(媒体調べ等。nattoku住宅のみ公式の商品別価格からの換算)で、本体価格の目安は坪単価×延床30坪で算出した建物のみの価格です(nattoku住宅は公式公表の商品別価格を記載)。平屋は同じ延床の2階建てより1〜2割高くなる傾向があります。公式で確認できなかった数値・商品名は記載していません。順位やNo.1表示は用いていません。8項目チャートは県版記事と共通の当サイト採点(公開情報にもとづく目安)で、nattoku住宅は本記事で新規に採点しています。会社ごとの総合的な評価は県版記事静岡県の住宅会社5選に集約しています。

主な出典国土交通省 建築着工統計調査報告 令和6年計/SUUMO 平屋の坪単価/HOME4U 平屋の坪単価/DIAMOND不動産研究所(国土交通省 建築着工統計の二次要約)/各社公式サイト