鹿児島で平屋に強い住宅会社5選と費用・間取りのポイント
平屋人気の高まりは、鹿児島でも例外ではありません。全国では新築の専用住宅に占める平屋の割合が10年(2013→2023年度)で7.4%から15.4%へと倍増し、着工数でも同期間で56.1%増えています(出典:DIAMOND不動産研究所(国土交通省 建築着工統計の二次要約)/国土交通省 建築着工統計調査報告 令和6年計)。鹿児島は鹿児島市の中心部を離れれば、霧島市・姶良市・薩摩川内市・鹿屋市など建ぺい率60%の郊外に土地の余裕があり、平屋を現実的に検討できるエリアです。
この記事は、当サイトの特集記事平屋に強い住宅会社の選び方の鹿児島版です。平屋の相場やメリット・デメリット、法改正といった全国共通の基礎知識は親記事にまとめてあります。ここでは、それを土台にしながら、鹿児島で平屋商品・平屋対応を公式サイトで確認できた住宅会社と、桜島の火山灰・台風・シロアリといった鹿児島ならではの論点にしぼって整理します。
会社の総合的な評価(坪単価・特徴・評判)は、県版の鹿児島県の住宅会社5選に集約しています。この記事は「平屋」という切り口で読む、その補足版として使ってください。
この記事に出てくる専門用語
- UA値:室内の熱が外へ逃げやすいかを示す数値。小さいほど逃げにくい
- C値:家の隙間の少なさを示す数値。小さいほど隙間が少ない
- HEAT20 G1・G2:民間団体が定めた断熱性能の水準。国の省エネ基準より高い目標
- ZEH:光熱費を抑えやすい省エネ住宅の基準
- 耐震等級3:建築基準法の1.5倍の強さ
- 制震:揺れそのものを吸収して建物の損傷を抑える仕組み
- 許容応力度計算:地震や風に耐えられるかを部材ごとに詳しく計算する方法
- パッシブ設計:設備に頼りきらず、日差しや風といった自然の力を活かす考え方
- 坪単価:1坪あたりの建築費(1坪は約3.3㎡)
- 付帯工事費:地盤改良や給排水など、建物本体以外の工事費
- 延床面積:各階の床面積を合計した広さ
- 規格プラン・規格住宅:用意された間取りや仕様から選ぶプラン
- 自由設計:間取りや仕様を一から相談できるプラン
- 気密測定:家の隙間の少なさ(C値)を実際に測ること
鹿児島の平屋事情——相場と土地
結論から言うと、平屋の費用相場は全国と大きく変わらず、鹿児島でも「坪単価は2階建てより1〜2割高い」という前提で考えるのが実態に近いです。
平屋の坪単価と総額の目安
まず、鹿児島県の注文住宅の公的な水準を押さえておきます。国土交通省の建築着工統計から当サイトが算出すると、2025年度に鹿児島県で着工した持家(注文住宅)の木造は約83.1万円/坪(2,887戸・平均床面積103.3㎡=約31.2坪)でした。全国の持家木造は約87.4万円/坪なので、鹿児島はやや下回る水準です。
ただし、この統計は平屋と2階建てを分けていません。平屋だけの坪単価を示した公的な一次データは存在しません。
そのうえで、平屋の坪単価と建物本体の目安は、延床面積によって次のようになります(SUUMO・HOME4Uなど住宅情報サイトの掲載値にもとづく目安)。
| 延床 | 坪単価目安 | 建物本体の目安 |
|---|---|---|
| 20坪(約66㎡・2〜3LDK) | 80万円/坪前後 | 約1,600万円 |
| 25坪(約82.5㎡・3LDK) | 75万円/坪前後 | 約1,875万円 |
| 30坪(約99㎡・4LDK) | 70万円/坪前後 | 約2,000〜2,400万円 |
| 40坪(約132㎡・4〜5LDK) | 65〜75万円/坪 | 約2,600〜3,000万円 |
上の表と、先ほどの公的な値(83.1万円/坪)を直接くらべないでください。 公的な値は建築確認の際に届け出る「工事費予定額」を床面積で割ったもので、媒体が示す「本体価格」と含む範囲が同じとは限りません。表のほうが低く見えるのは前提の違いによるもので、鹿児島の平屋が安いという意味ではありません。鹿児島県全体の水準とただし書きは鹿児島県の住宅会社5選にまとめています。
付帯工事費や諸費用を含めた総額は、30坪クラスで約2,500〜3,000万円が目安です(外構・土地は別。住宅情報サイトの掲載値にもとづく目安で、公的な一次データはありません)。ローコスト帯の会社なら本体1,800万円台、大手ハウスメーカーの高性能仕様なら坪100万円を超えることもあります。
同じ延床で比べたとき平屋が2階建てより高くなるのは、基礎と屋根の面積が2階建ての2倍必要になり、この2箇所が住宅工事のなかでも単価の高い部分だからです。SUUMOも「トータルで1〜2割増しの金額になる」と説明しています。詳しい費用の仕組みは親記事の費用解説をご覧ください。
なお、鹿児島の場合はローコスト帯のビルダーが強く、たとえば国分ハウジングの平屋規格プランは月々5万円台からの資金計画で紹介されています(国分ハウジング公式)。全国目安の下限をさらに下回るゾーンから、丸和建設の坪60〜90万円台まで、価格の選択肢は広いのが鹿児島の平屋市場の特徴です。
鹿児島の土地事情
鹿児島は、鹿児島市を中心に、霧島市・姶良市・薩摩川内市・鹿屋市など県内各地に商圏が広がる県です。鹿児島市の中心部では平屋向きのまとまった敷地は限られますが、中心部を離れた郊外や県北・大隅半島側では、平屋を建てられる広さの敷地を見つけやすい傾向があります。
延床30坪の平屋を建てるには、建ぺい率60%の土地で計算上は約50坪の敷地が必要です(これは最低値で、駐車場や軒・ポーチ分を考えるとさらに余裕がほしいところ)。トータルハウジングの平屋ページも「必要土地面積の目安は約60坪以上」としています(トータルハウジング公式)。土地の探しやすさは市町・エリアで差があるため、候補地の建ぺい率と広さは、会社選びと並行して早めに確認しておくと安心です。
鹿児島で平屋に強い住宅会社5選
結論:鹿児島には、平屋の商品ラインや平屋対応を公式サイトで打ち出している会社が複数あります。以下は、各社の公式サイトで平屋商品・平屋対応を確認できた5社です。
会社ごとの平屋商品名・特徴・本社エリアを、まず一覧で整理します。
| 会社 | 平屋商品・平屋対応 | 坪単価の目安 | 特徴 | 本社・エリア |
|---|---|---|---|---|
| 国分ハウジング | 平屋スタイル(48超のプラン) | 40〜70万円 | 22〜40坪の平屋規格プラン48超。月々5万円台からの資金計画。Kダンパー標準 | 霧島市/鹿児島県全域+宮崎・大分・熊本・佐賀 |
| トータルハウジング | 平屋(2×4工法) | 50〜65万円 | 鹿児島県の建築実績の50%以上が平屋。面で支える2×4工法。最大50年保証 | 鹿児島市/鹿児島県・宮崎県 |
| 七呂建設 | 石谷平屋モデルハウス・平屋の施工事例 | 50〜70万円 | 完全自由設計で平屋の実例多数。24坪リゾートスタイルの平屋モデルハウス | 鹿児島市/九州6県19拠点 |
| ヤマサハウス | 平屋の施工事例(YUTORI CLASS/MOOK HOUSE等) | 50〜65万円(オプションで変動) | 創業1948年の老舗。耐震等級3の1.25倍が標準・グッドデザイン賞8作品 | 鹿児島市/鹿児島県内 |
| 丸和建設 | 鹿児島の平屋 | 60〜90万円 | 音響熟成木材と幻の漆喰の自然素材の平屋。UA値0.40以下 | 鹿児島市/鹿児島県内 |
坪単価の目安は、県版の鹿児島県の住宅会社5選と共通の目安(媒体調べ等)です。各社の詳細表にある本体価格の目安は「坪単価 × 延床30坪(平屋の中心的なサイズ)」で算出した建物のみの価格で、実際の総額はこれに付帯工事費・諸費用・外構・土地代が加わります。また、平屋は同じ延床の2階建てより1〜2割高くなる傾向があるため、この目安のやや上振れも見込んでおくと安心です。
以下、各社の平屋について公式サイトで確認できた範囲を補足します。各社に添えた8項目のチャートは県版記事と共通の当サイト採点で、同じスコアを再掲しています(採点方法は評価基準を参照)。チャートの低いスコアは、多くの場合その項目が公式サイトで「非公表」であることを意味します。性能や対応の優劣が確定しているわけではなく、資料請求や打ち合わせで確認すべき項目を示しています。総合的な評価や坪単価の目安は、県版の鹿児島県の住宅会社5選を必ずあわせてご覧ください。
1. 国分ハウジング|48超のプランと月々5万円台からの平屋
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平屋商品・対応 | 平屋スタイル(22.04坪〜39.6坪・48超のプラン) |
| 本社・対応エリア | 霧島市国分中央/鹿児島県全域(離島除く)+宮崎・大分・熊本・佐賀 |
| 坪単価の目安 | 40〜70万円(媒体調べ・要見積り) |
| 本体価格の目安 | 約1,320万〜2,310万円(延床33坪) |
| 公式サイト | kh-house.jp |
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。
国分ハウジングは霧島市に本社を置き、東京経済調べの完成棟数ランキング2025年版で県内1位(520棟)の勢いあるビルダーです(かごしまの家。前年版は167棟のため、集計範囲の変化を含む可能性があります)。公式の平屋スタイルは22.04坪〜39.6坪の48超のプランを展開しており、鹿児島で平屋商品の選択肢がもっとも豊富な会社の一つです。
平屋で効く性能面では、Kダンパー(耐震・制震)と第一種換気システムを標準装備するなど、初期段階から高性能な設備を取り込んでいます。規格プラン「Fit」は本体1,380万円からの水準で、平屋でも月々5万円台からの資金計画が現実的な選択肢になるのが最大の強みです。ローコスト帯で建てる際の鉄則として、標準仕様に何が含まれ、何がオプションかを一覧で確認するのがおすすめです。
平屋で選ぶときの注意点:ローコスト帯のため、標準仕様に含まれる範囲と設備グレードは会社ごとに差が出やすい部分です。会員限定公開のプランが多いため、資料請求で全プランと標準仕様の内容を確認するのが近道です。
こんな人におすすめ:とにかく月々の支払いを抑えて平屋を新築したい人。プランの選択肢を数多く比べたい人。
2. トータルハウジング|2×4工法専門・鹿児島の建築実績半分以上が平屋
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平屋商品・対応 | 平屋(2×4工法・スキップフロア対応) |
| 本社・対応エリア | 鹿児島市西陵/鹿児島県・宮崎県(8拠点) |
| 坪単価の目安 | 50〜65万円(媒体調べ・要見積り) |
| 本体価格の目安 | 約1,650万〜2,150万円(延床33坪) |
| 公式サイト | total-housing.net |
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。
トータルハウジングは1991年創業の2×4(ツーバイフォー)工法専門ビルダーです。公式の平屋ページによると、鹿児島県での建築実績の50%以上が平屋で、平屋の建築実績が県内屈指の会社です。天井高を高くとりつつスキップフロアで空間を縦に使う工夫も紹介されており、単純なワンフロアにとどまらない平屋の提案力が持ち味です。
平屋で効く性能面では、面で支える2×4工法によりシンプルな構造で地震・台風に強い点を掲げています。保証は自社建物最大50年保証に加えて、地盤20年・建物10年・シロアリ10年・設備10年の第三者機関4大保証(公式)。屋根と基礎の面積が2階建ての2倍になる平屋では、シロアリ10年保証が付くのは鹿児島で心強い構成です。完成棟数は東京経済調べで県内4位(132棟・2025年版)・10年連続で年間100棟以上と安定しています(かごしまの家)。
平屋で選ぶときの注意点:必要土地面積の目安は約60坪以上と公式に案内があり、狭小地では難しい可能性があります。修理依頼への対応速度など、アフターの進行管理の体制は打ち合わせ時に確認しておきましょう。
こんな人におすすめ:鹿児島県内・宮崎県内で、2×4の構造的な強さを平屋で活かしたい人。
3. 七呂建設|完全自由設計で描く24坪〜のリゾート風平屋
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平屋商品・対応 | 石谷平屋モデルハウス(24坪)・平屋の施工事例多数 |
| 本社・対応エリア | 鹿児島市石谷町/九州6県19拠点 |
| 坪単価の目安 | 50〜70万円(媒体調べ・要見積り) |
| 本体価格の目安 | 約1,650万〜2,310万円(延床33坪) |
| 公式サイト | shichiro.com |
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。
七呂建設は1960年創業、東京経済調べの完成棟数ランキングで2024年版まで県内1位(316棟)、2025年版も2位(285棟)の地場最大級のビルダーです(かごしまの家)。平屋の専用商品名は掲げていませんが、公式サイトの石谷平屋モデルハウスは24坪のコンパクトな平屋で、庭とLDKをつなぐアウトドアリビングやハワイ風のリゾートスタイルが体感できます。施工事例には32坪台の平屋やロフト付き平屋など、幅広い規模の実例が並んでいます。
平屋で効く性能面では、ZEH標準の断熱性を土台に、屋根面積の大きい平屋でも暖房効率を確保しやすい構成です。屋根の広い平屋は太陽光を載せやすく、七呂建設の「蓄える家」(太陽光+蓄電池)とも相性のよい構成です。事業所内保育所があり、子連れで打ち合わせしやすいのもワンフロア平屋を検討する子育て層に嬉しい特徴です。
平屋で選ぶときの注意点:施工規模が大きいぶん、担当者や現場による品質・対応のばらつきが出ないよう、保証内容と定期点検の体制を契約前に書面で確認しておきましょう。
こんな人におすすめ:鹿児島で、実績の規模感と自由設計の平屋を両立させたい人。
4. ヤマサハウス|火山灰・台風・シロアリを想定した鹿児島仕様の平屋
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平屋商品・対応 | 平屋の施工事例(YUTORI CLASS/MOOK HOUSE/SELECTINO/KULASIC HOME) |
| 本社・対応エリア | 鹿児島市錦江町(創業1948年)/鹿児島県内 |
| 坪単価の目安 | 50〜65万円(オプションで70万円超も) |
| 本体価格の目安 | 約1,650万〜2,150万円(延床33坪) |
| 公式サイト | yamasahouse.co.jp |
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。
ヤマサハウスは1948年創業、累計完工10,416棟・年間162棟(2025年度・公式企業情報)の県内最老舗級のビルダーです。専用の平屋ブランドは掲げていませんが、公式サイトの平屋実例特集に、YUTORI CLASS・MOOK HOUSE・SELECTINO・KULASIC HOMEの各シリーズから平屋の実例が並んでいます。梁あらわしの勾配天井や広いウッドデッキなど、平屋ならではの見せ場を老舗のノウハウで詰められるのが強みです。
平屋で効く性能面では、鹿児島の気候風土対応(高温多湿・台風・火山灰・シロアリ対策)と、耐震等級3の1.25倍を標準仕様、認定長期優良住宅標準を掲げています。屋根面積が2階建ての2倍になり火山灰の堆積量も増える平屋では、屋根形状・軒・雨仕舞いの標準対応が効くため、鹿児島仕様のノウハウを77年蓄積してきた同社は平屋と相性のよい選択肢です。保証は30年初期保証+60年長期保証「絆つなぐ60+」と手厚い構成です。
平屋で選ぶときの注意点:ローコスト系と比べると価格は高めの水準です。平屋の商品ライン別の坪単価は公式では非公表のため、資料請求で確認するのが安心です。
こんな人におすすめ:鹿児島で、老舗の信頼感・デザイン・保証をバランスよく取りつつ、火山灰・台風・シロアリ対策を重視する人。
5. 丸和建設|自然素材と高断熱で暮らす平屋
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 平屋商品・対応 | 鹿児島の平屋(AirVertシリーズの平屋対応) |
| 本社・対応エリア | 鹿児島市東開町/鹿児島県内(離島除く) |
| 坪単価の目安 | 60〜90万円(媒体調べ・要見積り) |
| 本体価格の目安 | 約1,980万〜2,970万円(延床33坪) |
| 公式サイト | maruwa-net.co.jp |
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。
丸和建設は1980年創業・累計4,500棟以上(公式)の、自然素材×高性能路線の実力派です。公式サイトに鹿児島の平屋ページがあり、天然木の軒天や自然素材の平屋が並びます。SUUMO鹿児島県工務店ランキング1位(2026年7月時点・SUUMO調べ)、日本住宅品質大賞2025で会社部門・建物部門をW受賞と、第三者評価が県内屈指の会社です。
平屋で効く性能面では、音響熟成木材・幻の漆喰(いずれもカイケンコーポレーションの共通ブランド材)などの自然素材を標準採用し、平屋のUA値は平均0.40以下でZEH水準(0.60)を大きく上回る性能を掲げています。断熱はHEAT20 G2(断熱等級6)・C値0.5以下を目標、耐震等級3+制震です(公式/HOME4U)。屋根からの日射・熱を受けやすい平屋では、この高断熱と自然素材の調湿性が快適さと光熱費に直結します。
平屋で選ぶときの注意点:坪60〜90万円前後とやや高めの価格帯で、年間40棟の丁寧路線です。規模より質を求める人向きで、平屋の商品名は掲げていないため、施工事例で好みの世界観を確かめておくのがおすすめです。
こんな人におすすめ:鹿児島で、自然素材と高断熱を平屋に求めたい人。第三者評価を重視する人。
気になる平屋商品の資料を、無料で取り寄せる
平屋対応の会社は、資料に平屋商品や平屋の実例集が入っています。まずは鹿児島の2〜3社にしぼって取り寄せてみましょう。
- 都道府県別のおすすめ会社を探す → (お住まいの都道府県から候補を絞れます)
- 各社の紹介欄にある「公式サイト」から、カタログ請求や来場予約ができます
※この箇所には広告を掲載していません。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加していますが、掲載順位・評価は広告の有無や報酬に左右しません。
タイプ別・こんな選択肢も
鹿児島市・姶良市で平屋と自然素材なら「感動」:耐震等級3と長期優良住宅を全棟で取得し、平屋と土佐の自然素材(土佐ヒノキ・土佐漆喰)を得意とする地域密着型のビルダーです(公式)。対応エリアは鹿児島県内全域(離島除く)と広がっています。
デザイン重視の木の家なら「シンケン」:庭と建物を一体で設計するパッシブデザインの木の家で知られ、平屋でも真価を発揮しますが、坪70〜80万円台の高価格帯です。
大手ハウスメーカーの平屋も見ておきたいなら:LIFULL HOME’Sの鹿児島県人気ランキング(2026年7月時点)では一条工務店が1位(平屋対応商品あり)、タマホームが2位。オリコン顧客満足度調査の九州・沖縄エリアでは住友林業が1位で、住友林業は平屋比率が全国で高い会社の一つです(2026年・オリコン調べ)。
鹿児島で平屋を建てる費用と間取りの考え方
結論:費用は「坪単価だけでなく総額で」、間取りは「ワンフロアの動線と採光・降灰対策」で考えるのが失敗しないコツです。
前章の相場表のとおり、鹿児島でも平屋の建物本体は30坪で約2,000〜2,400万円、総額(付帯・諸費用込み・外構と土地は別)で約2,500〜3,000万円が目安です。平屋は階段や階段ホールといった「非居住スペース」がないぶん、同じ延床でも実際に使える居室面積は広くなります。坪単価の高さだけで判断せず、「使える面積あたりのコスト」と総額で比べるのがポイントです。費用の内訳や2階建てとの比較の詳細は、親記事の費用解説にまとめています。
間取りは、平屋の魅力であるワンフロアの家事動線を軸に考えます。2024年の全国の平屋の平均床面積は約29.5坪で、鹿児島でも3〜4LDK・30坪前後が中心的なゾーンになりそうです。一方で、平屋は建物の中央に光が届きにくく、隣家が2階建てだと日当たり・通風が阻害されやすいという弱点があります。中庭(コの字型・ロの字型)や勾配天井+高窓、深い軒といった設計の工夫で、採光とプライバシー、そして夏の日射・降灰・台風時の吹込みを同時にコントロールする発想が大切です。この採光・防犯・プライバシー・降灰対策の設計に、候補の会社が対応できるかを早めに確認しておきましょう。
平屋で失敗しないための確認ポイント
親記事では、平屋に強い会社を「断熱・気密」「耐震」「バリアフリー」の3点で見分けることをおすすめしています。ここでは、その3点を鹿児島の論点(桜島の火山灰・台風・シロアリ)に引き寄せて3つに整理します。
① 耐震と、台風・水災
鹿児島は台風の常襲地であり、南九州は線状降水帯・大雨による水害リスクも上がっています。平屋は重心が低く地震時の水平力の影響を受けにくいため耐震等級3を取得しやすいとされますが、大開口・大空間を採る場合は構造計算による裏付けが必須です。会社選びでは、耐震等級3が標準か、許容応力度計算など構造計算を実施しているかを確認しましょう。加えて、平屋は2階への垂直避難ができないため、河川沿いや低地ではハザードマップで浸水想定を必ず確認し、必要なら敷地の嵩上げも検討します。
② 断熱・気密と、屋根からの日射
温暖な鹿児島では、夏の暑さ対策が快適さと光熱費を左右します。平屋は屋根面積が2階建ての2倍になるぶん、夏の屋根からの日射熱の影響が2階建て以上に出やすいのが特徴です。屋根・天井の断熱仕様(断熱等級やUA値)と、深い軒・庇や窓配置による日射制御が効きます。断熱等級6以上やZEH水準を標準にしているか、全棟で気密測定(C値)をしているかを、公式サイトの具体的な数値で確認するのが近道です。
③ 桜島の火山灰・台風対策(屋根勾配・軒の深さ・雨樋・シロアリ)
鹿児島の平屋固有の論点です。平屋は屋根面積が2倍になるため、火山灰の堆積量も単純に2倍になります。屋根の清掃負担が2階建て以上に重くなるため、灰を落としやすい寄棟や勾配のある屋根形状、深い軒、目詰まりしにくい雨樋、外部フィルター付きの給気口、洗車場・散水栓の配置などの標準対応が効きます。加えて、鹿児島は温暖多湿でシロアリ被害の多い地域です。屋根と基礎の面積が2倍になる平屋では、防蟻処理の内容・保証年数・床下換気・基礎の高さを各社の標準仕様で確認しておきましょう。ヤマサハウスは公式サイトで火山灰・シロアリ対策を鹿児島仕様として明記しています。
3点をより詳しく確認したい場合は、親記事の「平屋に強い会社の見分け方」を参照してください。会社ごとの総合評価は鹿児島県の住宅会社5選にまとめています。
まとめ
鹿児島で平屋を建てるなら、まず「桜島の火山灰・台風・シロアリへの備え」と「屋根からの日射をふまえた断熱」を軸に、平屋商品や平屋対応を公式サイトで打ち出している会社から候補を絞るのが近道です。
- 費用:30坪の建物本体で約2,000〜2,400万円、総額で約2,500〜3,000万円が目安。坪単価だけでなく総額で比較する
- 会社:鹿児島には平屋商品・平屋対応を公式で確認できる会社が複数ある。総合評価は鹿児島県の住宅会社5選で確認
- 見分け方:断熱・気密/耐震/バリアフリーの3点を、鹿児島の論点(火山灰・台風・シロアリ)に引き寄せて確認
平屋の基礎知識(相場の仕組み・メリットとデメリット・2025年4月の法改正)は、特集記事平屋に強い住宅会社の選び方にまとめています。資料請求のやり方(何社に頼む・営業への対策・届いた資料の読み方)は資料請求ガイドをご覧ください。まずは気になる平屋商品のカタログを取り寄せるところから、比較を始めてください。
鹿児島の平屋商品のカタログを、無料で取り寄せる
地元の地場1〜2社+大手1社にしぼって、平屋商品の資料を見比べてみましょう。
- 都道府県別のおすすめ会社を探す → (お住まいの都道府県から候補を絞れます)
- 各社の紹介欄にある「公式サイト」から、カタログ請求や来場予約ができます
※この箇所には広告を掲載していません。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加していますが、掲載順位・評価は広告の有無や報酬に左右しません。
関連記事:特集:注文住宅の資料請求のやり方|何社に頼む?営業は来る?
本記事の作成方針
掲載した平屋商品名・平屋対応は、いずれも各社公式サイトで確認できたもののみを記載しています(国分ハウジング=平屋スタイル、トータルハウジング=平屋ページ、七呂建設=石谷平屋モデルハウス、ヤマサハウス=平屋実例特集、丸和建設=鹿児島の平屋)。各社の性能仕様(耐震等級・断熱等級・工法・保証)は各社の公表内容であり、商品・条件により異なります。坪単価・総額は媒体の相場記述にもとづく目安で、時期・仕様・グレードで変動します。各社の坪単価の目安は県版記事と共通の目安(媒体調べ等)で、本体価格の目安は坪単価×延床33坪で算出した建物のみの価格です。平屋は同じ延床の2階建てより1〜2割高くなる傾向があります。完成棟数は東京経済株式会社調べ「住助」2025年版(2024年4月〜2025年3月)で、注文住宅以外を含み、年度により順位は変動します。公式で確認できなかった数値・商品名は記載していません。順位やNo.1表示は用いていません。8項目チャートは県版記事と共通の当サイト採点(公開情報にもとづく目安)です。会社ごとの総合的な評価は県版記事鹿児島県の住宅会社5選に集約しています。
主な出典:国土交通省 建築着工統計調査報告 令和6年計/SUUMO 平屋の坪単価/HOME4U 平屋の坪単価/DIAMOND不動産研究所(国土交通省 建築着工統計の二次要約)/東京経済「住助」完成棟数ランキング2025年版(かごしまの家)/各社公式サイト