【2026年版】東京23区の注文住宅おすすめ住宅会社5選特徴・坪単価を比較

高層ビルと住宅街が混在する東京23区の街並み

日本一地価の高い東京23区では、限られた土地をどう活かすかが家づくりの最大のテーマです。15〜20坪の狭小地、準防火・防火地域での耐火建築、3階建・ビルトインガレージ、二世帯——地方とはまったく違う制約のなかで家を建てます。

そのぶん会社選びも、都市型住宅を得意とする大手ハウスメーカーから、狭小地に強い地場工務店デザイン建築家系まで幅広い選択肢から選ぶことになります。この記事では、東京23区の家づくりで代表的な5タイプを、坪単価・本体価格の目安とあわせて比較します。まずは一覧でご確認ください。

この記事に出てくる専門用語
  • RC造:鉄筋とコンクリートで造る住宅
  • ZEH:光熱費を抑えやすい省エネ住宅の基準
  • 耐震等級3:建築基準法の1.5倍の強さ
  • 許容応力度計算:地震や風に耐えられるかを部材ごとに詳しく計算する方法
  • 自由設計:間取りや仕様を一から相談できるプラン

東京23区のおすすめ住宅会社5社 比較表

会社名坪単価の目安本体価格の目安(延床33坪)特徴
ヘーベルハウス84〜130万円約2,770万〜4,290万円千代田区(全国)・重量鉄骨・都市型3階建・耐火の大手
ビルドアート80〜120万円約2,640万〜3,960万円相模原市(神奈川・23区対応)・狭小/変形地/ガレージハウスの木造
アキュラホーム60〜80万円約1,980万〜2,640万円新宿区(全国)・完全自由設計のローコスト企画
アールギャラリー82〜96万円約2,710万〜3,170万円東京・名古屋・全棟 耐震等級3のデザイン注文
細田工務店90〜120万円約2,970万〜3,960万円杉並区・1947年創業・二世帯/都市型3階建

東京23区の住宅会社5社の坪単価目安の比較図。アキュラホームが60〜80万円で比較的手頃、ヘーベルハウスが84〜130万円と最高価格帯、東京は全国最高水準の坪単価

坪単価の出所について、先にお断りしておきます。 注文住宅は仕様と延床面積で金額が動くため、公式サイトで坪単価を公開している会社は多くありません。 上表の坪単価は、公式に公表がある場合はその値を、公表がない場合は住宅情報媒体の掲載値をもとに当サイトが整理した目安です。各社の公表値として受け取らないでください。県全体の水準は、記事の後半にある「費用相場【公的統計】」の章をものさしにしてください。

本体価格の目安は「坪単価 × 延床33坪(約109㎡=4LDKの目安)」で算出した建物のみの価格です。坪単価は1坪あたりの建築費(1坪は約3.3㎡)、延床面積は各階の床面積を合計した広さのことです。実際の総額は、これに付帯工事費(地盤改良や給排水など建物本体以外の工事費)・諸費用・外構(駐車場や門、塀、庭など)・土地代が加わります。上乗せ分の割合は公的な一次データがなく、会社や敷地条件でも大きく変わるため、当サイトでは目安の割合を示していません。東京23区は坪単価が全国最高水準で、狭小地・耐火・3階建ではさらに上振れしやすく、土地代も別途高額になる点にご注意ください。正確な金額は各社の見積もりでご確認ください。

この記事の5社の選定基準

  1. 大手・地場・建築家系まで、東京の家づくりの代表的なタイプ(都市型鉄骨の大手/狭小木造の地場/ローコスト企画/デザイン建築家/老舗の二世帯)が分散していること。
  2. 住宅情報サイトのランキング(2026年6〜7月時点)で上位に入っていること。
  3. 性能値・実績など根拠を確認できる強みがあること。

各社の紹介には、特徴を8項目で整理した当サイト独自のチャートを掲載しています(評価の考え方は記事末尾の作成方針をご覧ください)。

1. ヘーベルハウス|重量鉄骨で都市型3階建・二世帯・耐火に強い大手

項目内容
本社千代田区(旭化成ホームズ・全国展開)
対応エリア首都圏中心に全国(23区の都市型住宅に強い)
坪単価の目安84〜130万円(全国基準・23区は上振れ)
本体価格の目安約2,770万〜4,290万円(延床33坪)
公式サイトhebel-haus.com
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

ヘーベルハウス(旭化成ホームズ)は、重量鉄骨(FREX3)による都市型3階建・二世帯・狭小地対応を最も得意とする大手ハウスメーカーです。ALCコンクリート「ヘーベル」と鉄骨で耐火・耐震・耐久に強く、柱を抑えた大空間やビルトインガレージ、屋上バルコニーなど、23区の限られた敷地を立体的に活かせます。オリコン顧客満足度の首都圏エリアでも2位(2026年発表・79.4点・オリコン調べ)です。

保証も手厚く、初期保証30年・最長60年保証、60年間の無料点検システムを掲げます(公式)。

注意点:坪84〜130万円と5社で最も高い価格帯で、東京23区ではさらに上振れしやすいです。最長60年保証は、30年目の有償の集中メンテナンス(数百万円規模)などが前提の条件付きである点も理解しておきましょう。

こんな人におすすめ:都心の狭小地や3階建・二世帯を、大手の耐火・耐震品質と長期保証で建てたい人。

2. ビルドアート|狭小・変形地・ガレージハウスに特化した木造

項目内容
本社相模原市(神奈川。東京23区の多くの区に対応)
対応エリア神奈川県全域+東京23区の多くの区・多摩地域
坪単価の目安80〜120万円
本体価格の目安約2,640万〜3,960万円(延床33坪)
公式サイトbuildart.co.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

ビルドアートは、狭小地・変形地・三角地・ビルトインガレージハウスに特化した木造注文住宅の会社です。LIFULL HOME’Sの東京都工務店ランキングで1位(2026年7月時点・LIFULL HOME’S調べ)。

独自の木造工法「スーパーウッドフォー」は面で支えるモノコック構造で、同社によれば木造でも防音・防火でRCに遜色ない強度を持ち、3階建はもちろん4階建ても可能とされます。屋上やロフトなど、狭小地の空間活用が得意です(公式)。本社は神奈川県相模原市ですが、23区の多くの区に対応しています。

注意点:本社が神奈川のため、対応可否は区ごとに確認しましょう。防火地域・準防火地域での耐火/準耐火の具体的な等級や「年間400棟以上」といった実績は同社の説明のため、商談のときに公式の資料で確認するのが安心です。

こんな人におすすめ:狭小地・変形地に、木造でデザイン性の高いガレージハウスや3階建を建てたい人。

3. アキュラホーム|完全自由設計を適正価格で、ローコスト企画の準大手

項目内容
本社新宿区(AQ Group・全国展開)
対応エリア東京都心・多摩・相模エリアほか全国
坪単価の目安60〜80万円(全国基準)
本体価格の目安約1,980万〜2,640万円(延床33坪)
公式サイトaqura.co.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

アキュラホーム(AQ Group)は1978年創業の準大手ビルダーで、「品質も価格もあきらめない」完全自由設計の木造注文住宅を掲げます。LIFULL HOME’Sの東京都住宅メーカーランキング3位(2026年7月時点・LIFULL HOME’S調べ)。

自由設計の「超空間の家」は8トンの耐力壁で耐震等級3相当(同社)をうたい、ZEHや長期優良住宅にも対応。坪平均65万円前後・1,500万円台からと、この記事の5社では比較的手が届く価格帯です。

注意点:坪単価は全国基準で、23区では上振れします。「耐震等級3相当」は等級取得ではなく同等性能の主張である可能性があるため「相当」の意味を確認しましょう。引き渡し後のアフター対応については、保証内容を事前に確認しておくと安心です。

こんな人におすすめ:23区でも予算を抑えつつ、完全自由設計で建てたい人。

4. アールギャラリー|全棟 耐震等級3のデザイン注文住宅

項目内容
本社東京・名古屋(アールプランナー)
対応エリア関東(東京・埼玉・神奈川の一部)+東海
坪単価の目安82〜96万円
本体価格の目安約2,710万〜3,170万円(延床33坪)
公式サイトarrgallery.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

アールギャラリー(アールプランナー)は、「デザイン・性能・価格」のバランス型デザイン注文住宅を手がける会社です。SUUMOの東京都工務店ランキングで1位(2026年6月集計・対象208社・SUUMO調べ)に入っています。

木造ながら全棟で許容応力度計算を行い、耐震等級3・制振ダンパーを標準採用。グループ内の不動産部門で土地探しからワンストップで相談できるのも強みです。

注意点:本社は名古屋・東京で、東京は展開エリアの一つです。施工実績や坪単価が東京のものか東海のものか、確認しながら比較しましょう。より建築家色を求めるなら、建築家×規格のR+houseなども選択肢です。

こんな人におすすめ:デザイン性と耐震性能を両立させたい、土地探しから相談したい人。

5. 細田工務店|1947年創業、都市型3階建・二世帯に強い老舗

項目内容
本社杉並区(23区西部中心)
対応エリア東京都(世田谷・中野・杉並ほか23区西部中心)
坪単価の目安90〜120万円
本体価格の目安約2,970万〜3,960万円(延床33坪)
公式サイトhosoda.co.jp
3 5 断熱・気密 耐震 デザイン 提案力 価格の手頃さ 保証・アフター 施工実績・規模 素材・設備
※当サイトの公開ルーブリック(5点満点のチェックリスト)にもとづく採点。 評価基準について →
評価が低い項目の確かめ方は 資料請求ガイド で解説しています。

細田工務店は1947年創業、杉並区に本社を置く老舗の工務店です。都市型3階建住宅・二世帯・狭小住宅に実績があり、北側斜線制限など都内特有の厳しい制約のもとでも土地を有効活用し、2階建同等の居住性能を引き出します(公式)。耐震等級3・長期優良住宅を標準とし、年間約175棟(2022年実績)を手がけます。

保証は最長60年間の長期保証制度で、定期点検の体系も整っています(LIFULL HOME’S掲載)。

注意点:坪90〜120万円と都市部相応に高めで、対応エリアは23区西部が中心です。

こんな人におすすめ:都内の狭小・3階建・二世帯を、老舗の信用と長期優良住宅の安心感で建てたい人。

東京都の注文住宅の坪単価・費用相場【公的統計】

結論:東京都で2025年度に着工した持家(注文住宅)は、木造で約96.6万円/坪、鉄骨造を含めた総計で約105.4万円/坪です。全国の持家総計は約91.4万円/坪なので、東京は上回ります。

各社の坪単価は公式に公開されていないものが多く、媒体の掲載値を頼らざるを得ません。そこで、東京都全体の水準を公的なデータで押さえたものさしを用意しました。国土交通省の建築着工統計には都道府県別に「工事費予定額」と「床面積の合計」が載っており、これを割ると坪あたりの工事費が算出できます。

この統計は東京都単位で、23区だけを取り出した値ではありません。 23区は地価も工事費も都内で高い側に入るため、実際の23区の水準はこの数字より上振れする可能性があります。都全体との相対で読んでください。

区分(東京都・持家・2025年度)戸数平均床面積坪単価
総計12,243戸114.5㎡(約34.6坪)約105.4万円/坪
木造10,772戸111.0㎡約96.6万円/坪
(参考)全国・総計188,474戸112.1㎡約91.4万円/坪

鉄骨造・RC造は着工数が少なく(鉄骨造は1367戸/RC造は95戸)、数戸の大規模な住宅で平均が動いてしまうため掲載していません。

この数字はどう計算したの?

「延床33坪」という前提にも根拠があります

比較表の本体価格は「坪単価 × 延床33坪」で計算していますが、この33坪という前提は、これまで根拠を示せていませんでした。同じ統計から、東京都の持家の平均床面積は114.5㎡=約34.6坪と分かります(全国平均は112.1㎡=約33.9坪)。東京都は33坪より1.6坪ほど大きいので、比較表の本体価格はやや低めに出ている可能性があります。予算を組むときは、自分が建てたい広さで計算し直してください。

会社ごとの目安が、この統計と違うのはなぜか

比較表の坪単価と、この章の統計は数字がずれます。矛盾ではありません。 見ているものが違います。

含まれるもの
会社ごとの坪単価の目安建物本体の工事費(媒体の掲載値にもとづく当サイトの整理)
建築着工統計の坪単価着工時に届け出た工事費予定額。本体以外の工事を含む場合がある

公的統計のほうが広い範囲を数えています。 会社ごとの目安だけで予算を組むと、その差のぶんだけ足りなくなる可能性があります。両方を並べて読む意味はそこにあります。

タイプ別・こんな選択肢も

満足度で選ぶ大手なら:オリコン顧客満足度調査の首都圏エリアでは、スウェーデンハウスが1位(2026年発表・81.2点・オリコン調べ)。木製サッシと高断熱の北欧輸入住宅で、大手のなかでも満足度で選ぶなら有力です。都市型の多層階ではパナソニック ホームズも選択肢になります。

ローコスト大手・断熱重視なら:LIFULL HOME’Sの東京都住宅メーカーランキングでは一条工務店が1位(断熱等級7・全館床暖房)、タマホームが2位(ローコスト大手)です(2026年7月時点・LIFULL HOME’S調べ)。

東京23区で失敗しない住宅会社選び 3つのポイント

モデルハウスを見学する夫婦と住宅会社の担当者

1. 「狭小地・3階建・耐火」の実績を確認する:23区は準防火・防火地域が多く、3階建や狭小地の設計力が問われます。似た条件(土地の広さ・用途地域・階数)の施工事例を見せてもらい、耐火/準耐火の等級や北側斜線などの制約をどう解いたかを確認しましょう。

2. 「土地代+建物」の総額で考える:23区は土地代が全国最高水準で、坪単価だけでは総額が読めません。土地探しから相談できる会社なら、予算全体のバランスを一緒に設計してもらえます。大手の坪単価は全国基準なので、23区の見積もりで実額を必ず確認を。

3. カタログを集めてから展示場へ:資料で価格帯・工法・保証・耐火対応を横並びにしてから会いに行くほうが、営業トークに流されず冷静に比較できます。展示場めぐりは候補を2〜3社に絞ってからで十分です。

気になる会社が見つかったら、公式サイトをチェック

  • 各社の紹介欄にある「公式サイト」から、カタログ請求や来場予約ができます
  • まずは気になった2〜3社にしぼって、資料を見比べるのがおすすめです

※各社の最新の商品・価格・キャンペーンは公式サイトでご確認ください

まとめ

東京23区で実績と評価を確認できる住宅会社5社を紹介しました。

23区の家づくりは、まず「狭小地・3階建・耐火の実績」と「土地代を含む総額」で比べるのが安心です。気になった2〜3社のカタログを取り寄せるところから始めてください。

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本記事の作成方針:掲載しているランキング・実績はすべて出典元(公式サイト・住宅情報サイト)を明記しています。ランキングは各サイトの集計時点のものであり、順位は変動します(SUUMO東京は対象208社)。坪単価はいずれも全国/広域の目安で、東京23区は全国最高水準・狭小地や耐火/3階建でさらに上振れしやすいため、価格の手頃さは5社内の相対比較です。ヘーベルハウスの最長60年保証は30年目の有償メンテナンス等を前提とする条件付きです。ビルドアートは神奈川県相模原市に本社を置き、「木造でRCに遜色ない防火・耐震」「年間400棟以上」は同社の説明です。アキュラホームの「耐震等級3相当」は等級取得ではなく同等性能の主張の可能性があります。アールギャラリーは東京・名古屋に本社を置き東京は展開エリアの一つです。各社の耐震等級・保証年数・断熱数値は公式で最新情報をご確認ください。オリコンのエリア区分は「首都圏」です。8項目チャートは、各社の公開情報(性能仕様・保証内容・実績・価格帯・口コミ傾向など)をもとに当サイトが独自に評価した目安であり、各社の優劣を保証するものではありません。

主な出典:SUUMO 東京都工務店ランキング/LIFULL HOME’S 東京都工務店・住宅メーカーランキング/オリコン顧客満足度ランキング(首都圏エリア)/各社公式サイト