大成ホームを徹底解説|NEWうるま・レキオクールの違いと価格の考え方【沖縄・浦添市】
「大成ホームのNEWうるまって、結局いくらで建つの?」——沖縄で家づくりを考えている方から、そんな問いをよく耳にします。住宅会社の資料や動画を撮る側・伝える側の仕事をしていると、指名検索でたどり着く読者がいちばん知りたいのは、たいてい価格だと感じます。ですから、この記事も価格の話から逃げずに始めます。
先に事実をお伝えします。2026年7月時点で全ページを確認しましたが、大成ホームの公式サイトには、坪単価や本体価格の具体的な金額が一切記載されていません。 あるのは「手が届く価格」「ローコスト住宅」という表現と、「プランによって坪単価・設計料が異なる」という説明だけです。ですから本記事では、出典を確認できない坪単価の数値は載せません。他サイトで見かける金額も、出典を確かめてから受け取ることをおすすめします。
では数字がないなら何を書くのか。ここでこの記事の縦糸を示します。大成ホームの「手が届く価格」は、どんな仕組みから生まれているのか。 価格の数値が公式にない以上、読者にとっていちばん誠実な答えは、その数字を生む仕組み——工法・規格化・創業40年の資金計画の考え方——を公式情報だけで読み解くことだと考えました。導入で宣言し、各章で回収し、価格の章で核心に触れ、まとめで総括します。
この記事は、株式会社大成ホームの公式サイトだけを使って書いています。沖縄の他社と横並びで比較したい場合は、沖縄県の注文住宅おすすめ住宅会社の県記事にまとめています。本記事は、その中の1社を公式情報だけで深掘りする「単独解説」です。
この記事に出てくる専門用語
- RC造:鉄筋とコンクリートで造る住宅
- ZEH:光熱費を抑えやすい省エネ住宅の基準
- 開口部:窓やドア
- 坪単価:1坪あたりの建築費(1坪は約3.3㎡)
- 規格プラン・規格住宅:用意された間取りや仕様から選ぶプラン
- 自由設計:間取りや仕様を一から相談できるプラン
1. 商品ラインナップ徹底解説——NEWうるまとレキオ・クールの違い
指名検索でいちばん多いのが「NEWうるま」です。ここはその受け皿となる本丸の章です。大成ホームの商品ラインは複数ありますが、迷わないためのコツは、構造(CB造かRC造か)と、自由設計か規格かの2軸で選び分けることです。まず全体像を表で押さえます。
商品ライン全体像
| 商品名 | 構造 | 設計の方式 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| NEWうるま | 補強コンクリートブロック造(CB造) | 自由設計が基本 | 主力商品 |
| レキオ・クール | RC造(コンクリート造) | 規格(18/24/30坪) | ZEH対応の規格住宅 |
| ハイグレードうるま | 壁式鉄筋コンクリート造(WRC) | ── | RC造の上位ライン |
| 守礼 | ── | 自由設計 | 高級住宅 |
| 王朝 | ── | ── | ZEH対応の最上級ライン |
(出典:大成ホーム 住まいシリーズ・トップページ、以下この章同)
NEWうるま——CB造の主力商品
NEWうるまは、大成ホームの主力です。構造は補強コンクリートブロック造(CB造)。中空層のあるコンクリートブロックを壁に併用するのが特徴で、公式はこの工法によって現場の効率化・工期短縮・コストダウンを図ると説明しています。3階建てまで建築でき、中層アパートにも採用されています。
ここで整理しておきたいのが、NEWうるまは規格住宅ではないという点です。大成ホームは家づくりのページで、規格プランから選ぶのではなく、希望に合わせた自由設計を基本とする姿勢を掲げています。NEWうるまは「CB造という構造を選んだ主力商品」であり、間取りは自由設計で組む——この理解が公式に忠実です。前身の「うるま」が2001年に「頭金+アパート代程度の資金計画で建設できる住宅」として販売された流れを、CB造の主力として引き継いだ商品と捉えると分かりやすいでしょう。
レキオ・クール——ZEH対応のRC規格住宅
一方のレキオ・クール(LEQUIO・COOL)は、性格がはっきり異なります。公式はこれを「ZEH対応RC規格住宅」と位置づけ、「コンクリート造 × ZEH仕様 × 規格住宅の理想形」と紹介しています。RC造で、18坪・24坪・30坪という規格プランが用意されているのが最大の特徴です。TVCMも放映されています。
NEWうるまが自由設計のCB造主力なら、レキオ・クールは規格化されたRC造。つまり両者の違いは、構造(CBかRCか)と、設計の方式(自由設計か規格か)の2軸で読み解けます。省エネ性能をZEH水準で確保したい、プランを規格から選んで分かりやすく進めたい——そういう方にはレキオ・クールが選択肢になります。
ハイグレードうるま・守礼・王朝——上位ライン
上位のラインもあります。ハイグレードうるまは壁式鉄筋コンクリート造(WRC)で、RC造の良さを取り込みながらコストダウンを追求した商品です。守礼は自由設計の高級住宅(商標登録あり)、王朝はZEH対応で琉球文化の伝統美を掲げる最上級ライン(商標登録あり)です。このほか、プレキャストコンクリート住宅や、大成キングスアパート・マンションシリーズといった賃貸・分譲事業も手がけています。
商品ラインを一本の視点でまとめると、大成ホームには「安くする仕組み」が2系統あることが見えてきます。ひとつはCB造という構造の選択(NEWうるま)、もうひとつは規格化という設計の選択(レキオ・クール)。同じコンクリート系でも、コストを抑える入り口が2つ用意されている——これが縦糸の回収です。
2. 独自工法と沖縄の気候対応——台風・シロアリ・暑さにどう備えるか
ここが単独記事の目玉です。「ローコスト=手抜き」という思い込みがありますが、大成ホームの工法を公式ページで読むと、むしろ逆の設計思想が見えてきます。沖縄の気候に強くしながら、同時にコストを抑える——CB造という構造を選ぶ理由が、台風・シロアリ・暑さという沖縄特有の条件と結びついているのです。公式が公開している独自工法を4点に分けて見ます。(出典:大成ホーム 私たちの家づくり、以下この章同)
土間先行工法——基礎と土間を一体化する
大成ホームが掲げる代表的な工法が、土間先行工法です。地梁と土間を一体で施工することで、地震・台風に強い基礎をつくります。さらに公式は、土間コンクリートと基礎に隙間ができないため、シロアリの侵入を最小限に抑えられると説明しています。
これは沖縄の家づくりに直結する話です。毎年の台風に耐える構造の強さと、高温多湿ゆえに深刻になりやすいシロアリ対策を、基礎の作り方ひとつで同時に手当てする発想です。構造の強さとシロアリ対策を一体で解く——沖縄の条件を踏まえた工法だと言えます。
コーナー部は鉄筋3本——CB造の弱点を先回りで補強
CB造で気になるのは、コーナー(角)部分の強度です。大成ホームは、一般に1本のところへ2本を追加し、コーナー部を鉄筋3本で補強すると公開しています。開口部の周りも、コンクリートを流し込んで補強します。
CB造は工期短縮・コストダウンに寄与する一方で、角の処理が構造の弱点になりやすい工法です。そこを標準で3本鉄筋・開口部補強で先回りして固める——「安くするための工法」を「弱点を潰した工法」に引き上げているのがこの部分です。
平屋でも構造計算を実施
もう一点、姿勢が表れているのが構造計算です。建築確認申請の上では2階建て以上で構造計算が必須になりますが、大成ホームは平屋でも専門家に依頼して構造計算を実施すると説明しています。
法律上は求められない平屋にまで構造計算を行うというのは、台風地域で「念のため」を標準化している対応です。ここもコストではなく安全側に振った判断で、ローコスト志向と安全性が両立していることを示します。
CB造の断熱性——中空層が熱を遮る
暑さへの備えも、構造そのものが担います。公式は、CB造の中空層(空気層)が外部の熱を遮断し、「夏涼しく冬暖かい」住まいになると説明しています。ブロックの中の空気の層が、沖縄の強い日射に対する断熱の役割を果たすという理屈です。
4つの工法を並べると、CB造は「安いから選ぶ」構造ではなく、「沖縄の気候に強くしながら、結果としてコストも抑えられる」構造として選ばれていることが見えてきます。価格を生む仕組みは、手抜きではなく工法の設計にある——縦糸の中核がここにあります。
3. 標準仕様——見積もりの前に「標準に含まれるもの」を知る
次の価格の章に進む前に、標準仕様を押さえておきます。仕様を羅列するのが目的ではありません。標準に何が含まれているかを知ることが、見積もりを正しく読むための準備になるからです。同じ「本体価格」でも、標準の中身が違えば意味が変わります。(出典:大成ホーム 私たちの家づくり、ZEHはサステナビリティ、以下この章同)
断熱材と床組
構造に隠れる部分の仕様が公開されています。
- 断熱材:押出法ポリスチレンフォーム保温板50mm厚。フロン・PRTR法対象物質を含まない発泡剤を使用
- 内部床組:床厚は合計36mm(ゴム付き鋼製束・シロアリ対策済みの大引・ヒノキ本実合板24mm・床材12mm)
床組の大引にシロアリ対策が施されている点は、前章の土間先行工法によるシロアリ侵入対策と一貫しています。構造から仕上げまで、沖縄で家を長持ちさせる思想が通っています。
標準設備(ナノイー・エコジョーズ・EV充電器)
設備面では、次のものが標準に含まれます。
- ナノイー発生装置1基(天井設置)
- エコジョーズ(高効率ガス給湯器)
- 電気自動車用充電器(単相200V)1つ
- キッチン・洗面・システムバスなどの水廻りは、提携するトップメーカーから選択
EV充電器が標準という点は、これから車の電動化を見据える方には見逃せない仕様です。また、プランの検討にはALTAという住宅プレゼンシステムを使ってパースで提案し、階段は安全に配慮して踊り場の設置を推奨するなど、設計時の進め方も公開されています。
ZEHへの取り組み
省エネについては、サステナビリティのページでZEHの普及推進を掲げています。商品ラインでは、レキオ・クールがZEH対応RC規格住宅、王朝がZEH対応として位置づけられています。
なお、ZEHビルダーとしての登録状況やBELS評価、長期優良住宅の認定については、公式ページで明示の記載を確認できませんでした。省エネへの姿勢は表明されていますが、これらの認定・登録の有無は問い合わせで確認するのが確実です。本記事では、確認できた範囲のみを記載しています。
標準仕様を頭に入れておくと、見積もりを見たときに「この金額に何が含まれ、何がオプションなのか」を切り分けられます。これが、次の価格の章への準備になります。
4. 価格の考え方——公式に坪単価の記載はない
この記事の最重要章です。指名検索「大成ホーム NEWうるま 価格」で来た方への、正面からの回答をここでお渡しします。
まず事実から——公式サイトに価格・坪単価の数値はない
結論を先に書きます。2026年7月時点で全ページを確認したところ、大成ホームの公式サイトには、坪単価・本体価格・商品別価格の具体的な金額の記載が一切ありません。
公式にあるのは、金額ではなく次のような表現です。「手が届く価格」(住まいシリーズ)、「ローコスト住宅」(トップページ)、そして「頭金+アパート代程度の資金計画」(沿革の2001年「うるま」)。さらに家づくりのページには、「平屋・二階建てなどプランによって坪単価・設計料が異なってきます」(出典:大成ホーム 私たちの家づくり)という説明があります。つまり大成ホーム自身が、価格はプランごとに変わると述べており、一律の数字を公表していないのです。
それでも「ローコスト志向」と言える3つの裏付け
数字はありませんが、大成ホームがローコストを志向していること自体は、公式情報から裏づけられます。数字の代わりに、その仕組みを3つ挙げます。
- 工法によるコストダウン:主力のNEWうるまはCB造で、公式が現場の効率化・工期短縮・コストダウンを掲げています(出典:住まいシリーズ)。工法そのものが価格を抑える方向に設計されています
- 規格化による標準化:レキオ・クールは18坪・24坪・30坪の規格プランです。一般論として、規格化は仕様や設計を標準化することで価格を抑えやすい形式です(具体的な金額は公式にないため、ここも数値は示しません)
- 40年続く資金計画の思想:2001年の「うるま」が「頭金+アパート代程度の資金計画で建設できる住宅」として販売されたように、無理のない返済で建てるという発想が社史に根ざしています(出典:会社概要(沿革))
この3点は、「安い」と断定するための材料ではありません。あくまで「価格を抑える仕組みが公式情報で確認できる」という範囲の話です。
価格を確かめる唯一の方法
では、自分の場合いくらになるのか。自由設計が基本でプランによって価格が変わる以上、確定した金額を知る方法は、自分のプランで見積もりを取ること以外にありません。順番としては、(1) 資料請求で標準仕様と保証の範囲を把握し、(2) ショールームを見学して構造や仕上げを確認し(後述のショールームの章で案内します)、(3) 自分の希望プランで見積もりを依頼する、の3ステップが現実的です。
なお、他サイトに載っている大成ホームの坪単価の数字を見かけても、まずは出典を確かめてから受け取ってください。本記事が数値を載せないのは、公式に金額がなく、出典を確認できないためです。仕組みは公式で読める、数字は見積もりで確かめる——これが縦糸の核心の回収です。
価格は、あなたのプランの見積もりでしか確定しません
大成ホームの公式サイトに坪単価の記載はありません。CB造か規格か、平屋か2階建てかで金額は変わります。まずは資料を取り寄せて、標準仕様と保証の範囲を確かめたうえで、自分のプランの見積もりを依頼してみてください。
- 都道府県別のおすすめ会社を探す → (お住まいの都道府県から候補を絞れます)
- 各社の紹介欄にある「公式サイト」から、カタログ請求や来場予約ができます
※この箇所には広告を掲載していません。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加していますが、掲載順位・評価は広告の有無や報酬に左右しません。
5. 保証・アフターサービス——3層の保証を「義務か上乗せか」で読む
保証の年数を読むときに役立つ視点があります。その保証は、法律で決まった義務か。それとも会社が上乗せした部分か。 大成ホームの保証を、この視点で3層に分けて読み解きます。(出典:大成ホーム 私たちの家づくり、以下この章同)
瑕疵担保保険10年(JIO)——法律の義務の履行
第一の層は、JIO(日本住宅保証検査機構)による瑕疵担保保険で、引き渡しから10年です。この10年は、大成ホームが特別に長く設定したものではなく、新築住宅なら全社が負う法律上の最低ラインを、保険という形で確実に履行しているものです。つまりここは「義務の側」の話。10年という数字だけでは、会社の差は読み取れません。
設備15年・地盤20年——会社の上乗せ部分
差が出るのは、義務を超えた上乗せの部分です。大成ホームには2つの上乗せがあります。
- プラチナメンテナンス(新築15年プラン):対象設備機器の修理・交換費用を、機器購入金額の100%まで、自己負担0円で15年間保証
- 地盤保証:工事着工から引き渡し後、最長20年
設備を15年カバーする保証と、地盤を最長20年見る保証は、法律が求める10年の外側にある会社独自の部分です。ローコストを志向しながらも、保証を「削る対象」にはしていないことが、この2層から読み取れます。
引き渡し後の点検
加えて、引き渡し後1年目・2年目に点検が実施されます。建築物性能保証基準表に基づいて瑕疵に対応する仕組みです。
3層を整理すると、瑕疵10年(義務)・設備15年(上乗せ)・地盤20年(上乗せ)となります。「10年」という一語だけで捉えるのではなく、上乗せ2層まで含めて見るのが正確です。ローコスト志向でも保証は削っていない——これが縦糸の回収です。
6. ショールーム・対応エリア
工法や仕様は、実物を見ると理解が一段深まります。大成ホームは複数のショールーム・モデルハウスを構えており、目的によって使い分けられます。(出典:大成ホーム ショールーム・会社概要)
浦添市牧港の本社ショールーム群
本社のある浦添市牧港3-39-11には、牧港ショールーム・守礼ショールーム・王朝ショールームが集まっています。上位ラインの守礼・王朝を含め、複数の商品ラインを一度に見比べたいなら、この本社周辺のショールーム群が向いています。
中部エリア(うるま市)のショールームとモデルハウス
中部エリアには、うるま市の中部ショールームや、うるま市江洲484のNEWうるまモデルハウスなどがあります。主力のNEWうるまの実物を確認したいなら、うるま市のモデルハウスが実物確認向きです。分譲・マンションはうるま市・宜野座などにも展開しています。
なお、公式サイトに明確な「対応エリア」の記載はありません。拠点の分布からは沖縄本島の中南部が中心とみられますが、これは推定です。自分の建てたい地域が対応範囲に入るかどうかは、問い合わせで確認するのが確実です。
7. 大成ホームはどんな会社か——数字で見る全体像
ここまで、商品・工法・仕様・価格・保証と、家づくりの中身を見てきました。ここからは、それを提供している会社そのものを確定情報で確認しておきます。大成ホームは沖縄の地場の住宅会社ですが、公式の会社概要には、許認可番号から有資格者数まで細かく開示されています。
会社概要(正式社名・本社・許認可)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商号 | 株式会社大成ホーム |
| 本社所在地 | 〒901-2131 沖縄県浦添市牧港3丁目39番11号 |
| 電話 | 098-877-7756(代) |
| 創業 | 1986年(昭和61年)5月・浦添市城間で創業 |
| 法人化 | 1990年6月に有限会社化・2000年に株式会社へ組織変更 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 代表者 | 代表取締役社長 喜名景秀(2021年就任)・取締役会長 喜名奎太(創業者) |
| 建設業許可 | 沖縄県知事許可(特-3)第7727号(特定建設業) |
| 一級建築士事務所登録 | 沖縄県知事登録 第136-2318号 |
| 宅地建物取引業 | 沖縄県知事(5)第3435号 |
(出典:大成ホーム 会社概要、以下この章同)
本社は浦添市牧港にあります。沿革をたどると、旧本社は浦添市沢岻にあり、2008年に現在の牧港本社ビルが落成しています。建設業許可が「特定建設業」であること、そして許可番号の頭に付く「(特-3)」は、それだけの元請け実績を積み重ねてきたことの裏づけです。
規模と体制(資本金・社員数・有資格者・ISO)
会社概要には、規模と体制の数字も開示されています。
- 資本金は5,000万円、社員数は105人(男性80人・女性25人)
- 売上高は85億円(令和3年度3月期決算)。直近期の数字は公式に掲載されていません。
- 有資格者は一級建築士12名、一級建築施工管理技士21名ほか
- ISO9001(品質マネジメント)とISO27001(情報セキュリティ)を取得
- 沖縄県宅地建物取引業協会・沖縄県建設業協会・浦添商工会議所などに加入
売上高の85億円は「令和3年度3月期」の決算値である点を添えておきます。年度を伴わない数字は独り歩きしやすいためです。一級建築士を自社に12名抱え、施工管理の有資格者も21名という体制は、設計から施工管理までを内製で回せる規模を示しています。
この章の数字は、それ自体が価格を語るものではありません。ですが、創業40年・社員105人・有資格者数十名・ISO運用という土台があってはじめて、ここまでの章で見てきた「価格を抑える仕組み」が継続的に成り立ちます。規模と体制は、縦糸である「手が届く価格」を支える見えない土台だと捉えてください。
8. 創業40年の沿革——「頭金+アパート代」から始まった価格思想
大成ホームの「手が届く価格」は、最近打ち出したキャッチコピーではありません。公式の沿革を読むと、それが2001年に生まれた主力商品の設計思想にまで遡る、一貫した考え方だと分かります。価格の章で3つ目の裏づけとして挙げた「資金計画の思想」を、ここでは年表の側から確かめます。
リフォーム業からの創業(1986年)
会社の始まりは1986年(昭和61年)5月、浦添市城間でのことでした。1990年6月に有限会社化し、2000年に株式会社大成ホームへ組織変更しています。地場のリフォーム・建築の会社として出発し、住宅事業へと軸足を移していった流れが、年表からたどれます。(出典:大成ホーム 会社概要(沿革)、以下この章同)
主力「うるま」の誕生(2001年)と資金計画の考え方
転機は2001年です。この年、後の主力商品となる「うるま」の販売が始まりました。公式の沿革は、この「うるま」を「頭金+アパート代程度の資金計画で建設できる住宅」として紹介しています。同じ2001年には中部工場も稼働しています。
ここに注目してください。「頭金+アパート代程度」という表現は、価格の絶対額を語る言葉ではなく、「今アパートに払っている家賃くらいの負担感で、持ち家に移れる」という資金計画の発想です。つまり大成ホームのローコスト志向は、単に「安く売る」ことではなく、「無理のない返済計画で建てられる住宅を用意する」という思想として、20年以上前から掲げられてきたものだと読めます。
株式会社化から現在まで
その後の年表も、この方向性の延長線上にあります。
- 2004年 ISO9001を取得(品質マネジメントの仕組みを整備)
- 2008年 現在の牧港本社ビルが落成(旧本社は浦添市沢岻)
- 2012年 スマートハウスの取り組みを開始
- 2014年 分譲マンション事業へ進出
- その後、上位ラインの「守礼」「王朝」を商標登録
なお、2020年には一般社団法人全国住宅産業協会の第11回優良事業表彰を受賞していますが、これはマンション事業に対する表彰です。戸建ての注文住宅そのものへの評価と混同しないよう、対象を添えておきます。
年表全体を貫いているのは、コンクリート系の住宅で「手が届く価格」を実現しながら、品質管理(ISO)・省エネ(スマートハウス・後述のZEH)へと守備範囲を広げてきた流れです。2001年の「うるま」の資金計画思想が、40年の社史の中でぶれずに続いてきたこと——これが、価格の数字がなくても「ローコスト志向」と言える何よりの裏づけです。
まとめ——大成ホームが向いている人
この記事の縦糸は、「大成ホームの手が届く価格は、どんな仕組みから生まれているのか」でした。答えを整理します。価格の数値は公式に一切ありません。しかし、その価格を生む仕組み——CB造という工法によるコストダウン、レキオ・クールの規格化、そして2001年の「うるま」から続く「頭金+アパート代程度」の資金計画の思想——は、すべて公式情報から読み取れます。仕組みに納得できたら、次は自分のプランの見積もりで数字を確かめる段階です。
公式情報から読み取れる範囲で、大成ホームは次のような方に向いていると言えます。
- 沖縄の台風・シロアリ・暑さへの備えを、土間先行工法やコーナー3本鉄筋といった工法レベルで確認したい人
- コンクリート系(CB造・RC造)で、価格を抑える仕組みが公式に説明されている会社を選びたい人
- 自由設計のCB造(NEWうるま)と、ZEH対応の規格住宅(レキオ・クール)を見比べて選びたい人
どの会社が優れているかを断定するものではありません。他社と横並びで比較したい場合は、沖縄県の注文住宅おすすめ住宅会社の県記事を、資料請求の進め方は資料請求ガイドをあわせてご覧ください。
本記事の作成方針:本記事は、住宅会社のカタログやSNS動画を撮影・編集する側にいる映像ディレクターの視点で、株式会社大成ホームを、公式サイトで確認できた内容だけを使って整理した単独解説です。参照した主な公式一次は次のとおりです。会社概要・沿革(商号・本社・許認可番号・資本金・社員数・売上高・有資格者・ISO・年表・2001年「うるま」の資金計画・2020年の受賞)/住まいシリーズ(NEWうるま・レキオ・クールほかの商品ラインと構造)/私たちの家づくり(土間先行工法・コーナー3本鉄筋・平屋の構造計算・断熱材50mm・床組36mm・標準設備・3層保証)/サステナビリティ(ZEH普及推進の方針)/ショールーム(本社および中部の拠点)。坪単価・本体価格の数値を載せていないのは、公式サイトに具体的な金額の記載がなく、出典を確認できる数字が存在しないためです。価格はプランによって変わると公式自身が説明しており、確定額は個別の見積もりでしか分かりません。「沖縄No.1」などの順位・第一位を示す表現も扱っていません。当サイトは、調査元・年度・対象を明示できる第三者調査の順位のみを扱う方針であり、自社コピーや出所不明の順位は記載しないためです。ZEHビルダー登録・BELS・長期優良住宅認定、施工棟数・年間棟数、対応エリアの正式な範囲は、公式ページで明示を確認できなかったため記載を見送りました(対応エリアは拠点分布から中南部中心とみられる、という推定にとどめています)。売上高は令和3年度3月期の数値で、直近期は非公開です。許認可番号は公式会社概要の記載を採用しており、公的データベースとの突き合わせは行っていません。年次更新は、公式サイトの会社概要・商品・工法・保証の記載を各年の確認時点で点検し、変更があった場合に本文と出典を差し替える方針です。個別の価格・契約・保証適用の判断は行っておらず、正確な金額・対応可否・最新の開催状況は大成ホームへの問い合わせを前提としています。